授業紹介「教職等インターンシップ①」
みなさんこんにちは。教育学部2年のうらこです。今回は2年生の秋セメスターに単位認定される「教職等インターンシップ①」について紹介します。
教職等インターンシップという授業を簡単に説明すると、自分の希望する進路に応じて、学科で指定された小・中学校、博物館、福祉施設、行政機関の中からインターンシップ先を選択し、就業体験をする内容となっています。5月中に就業先を決めて説明会や事前指導を受け、6月頃には就業体験が始まります。あくまでも授業の一環なので、他の授業を休んで就業体験をすることはできません。そのため、授業の空いた時間や授業がない日に就業体験を行います。私は授業の空き時間の中から週に1回、朝の8時30分から12時30分まで4時間の就業体験を行ってきました。
次に、教職等インターンシップで学んだことを私の体験から述べます。私は小学校で就業体験を行い、主に児童の学習補助をしていました。様々な授業の学習補助をしてきましたが、その中でも1年生の算数で「5-3」の引き算を教えたことが一番印象深く残っています。高学年の内容なら、どこが分かっていないのか、どこが難しいポイントなのか想像が付き、そこから教えることができます。しかし、1年生の引き算は大人にとっては当たり前なので、どこが難しく、どんなところで子どもがつまずいているのかが全く想像がつきませんでした。そこで担任の先生はどのように教えているのだろうかと聞いていると、「丸を5つ書いて3つ消すのだよ。」や「-のマークはバイバイ(消す)って意味だったね。」など、様々な言い方で考え方を子どもたちに伝えていました。「5-3」というシンプルな計算を教えることは難しいことであるのに、担任の先生はどうしたら伝わるのかをいろいろと考えていらっしゃるのだと、改めて教師という職業の難しさと凄さを学ぶことができました。
制作:えい
実際に教育現場を見て体験することで、授業を受けるだけでは得られない経験をすることができます。私は「教職等インターンシップ①」を経験したことで、教師を目指すモチベーションがさらに高くなったと感じました。今回の就業体験は終わりましたが、今後も教職等インターンシップで得た経験を活かしながら、教育学部で教師になるために努力していきたいです。
【教育学部教育学科】