2025年09月05日 (金)

大学の研究活動を体験できる高大連携企画「緑色蛍光タンパク質UnaG(ユーナジー)を分析してみよう」が実施されました。

8月28日(木)、29日(金)の2日間に渡って、管理栄養学科の伊藤太二教授が中・高等部とともに企画した高大連携講座が実施されました。
栄養医科学ゼミナール(伊藤太二教授ゼミナール)では、未知の蛍光タンパク質の探索と筋代謝との関わりも研究しています。この研究活動の体験企画に、高等部の1・2年生が参加されました。
実験に先立ち、光の可視スペクトル、蛍光、励起および蛍光スペクトル、蛍光タンパク質についての講義を行いました。

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その後、クリーンベンチを使って、ウナギの身(筋肉)から筋管細胞を単離し、スピニングディスク型共焦点レーザー顕微鏡BC43で筋管細胞の蛍光タンパク質と蛍光標識したミトコンドリアを観察し、3D画像を取得しました。

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ウナギの身(筋肉)から筋管細胞を単離する実験にはいくつもの工程があり、地道かつ正確な作業が実験を支えていることを体験していただきました。そして、共焦点レーザー顕微鏡による高精細な観察を通して、講義内容をより深く理解していただくことができました。

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2日目の後半は栄養医科学ゼミナールの学生と大学生活や将来の進路についての座談会が行われ、研究室の和やかな雰囲気を知っていただくこともできました。

【家政学部管理栄養学科】