大学院のディプロマポリシー
鎌倉女子大学大学院は、「教育の理念(感謝と奉仕に生きる人づくり)」「教育の目標(科学的教養の向上と優雅な性情の涵養)」「教育の姿勢(人・物・時を大切に)」「教育の方法(ぞうきんと辞書をもって学ぶ)」「教育の体系(知育・徳育・体育の調和)」によって構成される「建学の精神」に基づき、以下のように学位授与の要件を定める。
- 本学固有の教育理念であると同時に、古今にわたる普遍の教育理念である「感謝と奉仕に生きる」を常に目途としながら、本学固有の教育目標である「科学的教養の向上と優雅な性情の涵養」を図り、高度な学術知見及びスキルを研究的に培うことによって、自らの職能・職域を通じて健全な社会の創造に貢献し、自らの未来を力強く切り拓くため、所定の期間在学し、所定の単位を修得していること。
- 大学院共通の専攻共通科目、専攻の設置目的に照らして編成された各科目の必要単位を修得していること。
大学院のカリキュラムポリシー
鎌倉女子大学大学院は、ディプロマポリシーを達成するために、以下のように教育課程を編成し、実施する。
- 多様化する現代の児童をめぐる問題状況と学修者各自の問題意識に対応できる効率的なコースワークに配意し、カリキュラムを編成する。
- 学修者各自の学問的関心に応じた修学過程を歩み、その学修成果を学位論文として結実させる。
- 各種講義、演習、フィールド研究、臨床研究、論文指導といった多様な教授方法に基づく授業を設置する。
- 学修者が履修過程を振り返りながら、着実な修学課程を歩むことができるよう、GPA制度に基づく成績評価を行う。
- 各授業科目について、当該の授業内容のみならず、学修者の汎用的能力の育成及び主体的な学びを促進するために貢献できるシラバスを作成する。
- 学修者が高度な学術知見及びスキルを研究的に培うことができるよう、修士論文の研究指導担当教員等による研究指導を行う。
大学院のアドミッションポリシー
鎌倉女子大学大学院は、ディプロマポリシーに定める人材を育成するため、以下のような学生を求める。
- 学部課程において身につけなければならない学力及び研究力、また倫理性を備えている人。
- 建学の精神と本学の教育の伝統を尊重し、学修課程を通じてこれを身につける努力を惜しまない人。
- 本学が行う教育活動に積極的に参加し、これにふさわしい努力を惜しまない人。
このような大学院生を選抜し、また、多様な能力及び個性をもった大学院生を受け入れるため、各種の選抜方法を設定する。
児童学研究科のディプロマポリシー
児童学研究科児童学専攻は、建学の精神及び教育目的に基づき、以下のように学位授与の要件を定める。
- 学修者は、児童学の主要な分節を構成する教育・心理・健康福祉・表現文化の各分野についての総合的な教育研究を通して、児童の全体像を理解し、今日の児童をめぐる課題解決へ向けての理論の探究と応用実践力を身につけている。
- 本研究科本専攻は、所定の期間在学し、上記の条件を充たし、所定の単位を修得している学修者に学位「修士(児童学)」を授与する。
児童学研究科のカリキュラムポリシー
児童学研究科児童学専攻は、ディプロマポリシーを達成するために、以下のように教育課程を編成し、実施する。
- 本専攻を児童学総合研究科目群(クラスター)、子ども心理学研究科目群(クラスター)、学校教育学研究科目群(クラスター)によって構成する。
- 児童学総合研究科目群は、初等教育分野、幼児教育分野、健康福祉分野、表現文化分野によって、子ども心理学研究科目群は、発達臨床分野、学校教育臨床分野によって、学校教育学研究科目群は、初等教育分野、表現文化分野、学校教育臨床分野によって構成される。
- 学修者は、それぞれのクラスターに所属し、当該のクラスター科目を中心としながら、自己の関心に応じて他のクラスター科目を併修することができる。
- カリキュラムは、①「建学の精神特論」を含む専攻共通科目、②各クラスター共通科目及びクラスター固有の分野に設置された必修及び選択科目によって編成される。
- 第1~2セメスターは、入学時に提出した研究計画に基づいて、研究指導担当教員のもとで2年間の研究計画を立てるとともに、並行して研究を遂行するに必要な基礎的知識・技能を蓄える。
- 第3~4セメスターは、文献・資料・データの収集とそれらの読解と解釈、調査と分析を通じて、作成された研究計画に基づき研究を進め、修士論文に結実させる。修士論文は、修士論文審査会において審査する。
- 本専攻は、取得可能な免許・資格として、小学校教諭専修免許状、幼稚園教諭専修免許状、特別支援学校教諭専修免許状、公認心理師試験受験資格、学校心理士受験資格、臨床発達心理士受験資格、認定ムーブメント教育・療法上級指導者資格の課程を設置する。学修者は、自らの関心と努力によってこれらの関連科目を履修することができる。
児童学研究科のアドミッションポリシー
児童学研究科児童学専攻は、ディプロマポリシーに定める人材を育成するため、修学意欲のある以下のような大学院生を求める。
- 児童学、心理学、教育学の各立場から、児童の心身ともに健全な育成と教育に貢献するための研究を遂行できる基礎的学力を備えている人。
- 実践学としての児童学研究を遂行するにふさわしい適性、倫理性を備えている人。
- 修学の成果を修士論文として結実させるための主体的な問題意識を有し、コミュニケーションマインドをもって持続的に研究に取り組もうとする真摯な姿勢を備えている人。
- ※2025(令和7)年度以降入学者の教育方針(3つのポリシー)です。
- ※2024(令和6)年度以前入学者の教育方針(3つのポリシー)は、こちらを参照ください。