新たな学びの環境をデザインできる人を養成します
教育というと、教育者が学習者に有意的に関わる教育関係や、それを支える家庭や学校といった教育環境を思い浮かべることでしょう。しかし、教育は、そこにのみ成り立つものではありません。青い海原や高い山々、人々の営みによって耕作された風土や伝承された文化、日々の暮らしもまた、無言のうちに私たちを育む大切な学びの環境です。私たちが見るもの、聞くもの、手にするものは全て、豊かな教育メディアです。
しかも、教育のDX化が進む現代では、映像・音声・教材・遊具・図書・アプリケーション・ゲーム・ミュージアム・テーマパークなど、次々に新しいスタイルの教育メディアが生み出され、学びの環境そのものが絶えず進化しています。
教育メディアクリエーション学環は、こうした学びの変化に応え、教育学・児童学・心理学を基盤に、ICTやクリエーションスキルを活用しながら、実践的なものづくりを通じて、よりよい未来の学びの環境をデザインできるクリエイターを養成する教育組織です。
3つのポイント
Point1 教育学・児童学・心理学に加え、ICTの幅広い領域を横断的に学びます。
1学年35名の少人数クラスで、教育学・児童学・心理学とICTの領域を横断的に学び、教育メディアとクリエーションの理論と実践を基礎から身に付けます。また、2年次からのプレゼミ、3、4年次のゼミナール、4年次の卒業研究を通じて、教育メディア制作の実践力を磨くとともに、データサイエンススキルを養います。

Point2 プロクリエイターが使うアプリやツールを自由に使える環境です。
本学環の学生は、Adobe Creative Cloudや3D開発ツール等が利用できます。また、最先端の3Dプリンター、レーザー加工機などのデジタル工作機械を完備した「クリエイターズラボ」を設置します。最新機器の操作スキルやクリエーションスキルを向上させる学修環境を整え、学生の創造力を最大限に引き出し、制作活動をサポートします。

Point3 将来の進路選択に役立つ関連企業や地方公共団体でのインターンシップ。
「教育メディアクリエーションインターンシップ」をカリキュラムの中に組み入れ、実習先での就業体験により、現場におけるICTのニーズや課題及び倫理を把握するとともに、専門的知識・理論・スキルの統合を図り、実践力を養います。実習先の企業や団体との連携体制を整えて、学生一人ひとりのキャリア形成を支援します。

未来のためのプログラム
免許・資格プログラム
- ・学芸員
- ・幼稚園教諭1種免許状<児童学科の教職課程履修>
- ・小学校教諭1種免許状<教育学科の教職課程履修>
- ・中学校教諭1種免許状(国語)(社会)<教育学科の教職課程履修>
- ・高等学校教諭1種免許状(国語)(地理歴史)(公民)<教育学科の教職課程履修>
- ・特別支援学校教諭1種免許状(知的障害者・肢体不自由者・病弱者)<児童学科の教職課程履修>
- ・学校図書館司書教諭*<教育学科の課程履修>
- ・准学校心理士<児童学科または教育学科の課程履修>
- ・司書、学校図書館司書教諭*<他大学の課程履修制度を利用>
- *学校図書館司書教諭の資格取得希望者は、「教育学科の課程履修」「他大学の課程履修」のどちらか一方の制度を選択
想定進路
企業等
- ○メディア制作
- ○IT
- ○印刷・出版
- ○デジタル教材制作
- ○デザイン
- ○アプリ開発
- ○ゲーム制作
ミュージアム等
- ○博物館
- ○科学館
- ○文学館
- ○文化観光施設
- ○図書館
- ○資料館
学校等
- ○小学校
- ○中学校
- ○高等学校
- ○特別支援学校
- ○幼稚園
- ○学習支援団体
- ○学習塾・予備校
- ○教育委員会