小学校教諭・幼稚園教諭・保育士の3つの免許・資格取得を目指す場合
入学直後に将来の進路を定め、免許・資格に必要な科目の履修を開始します。それに従い「教育原理」などの必修科目や基本的な科目で、教育者や保育者に必要な基礎力を身に付けます。
1年次の学修を終えた年度末に、保育士資格の取得要件である「保育実習Ⅰ」に参加します。2年間で、複数の免許・資格の取得を目指すためには、計画的な科目履修、時間の使い方が必要です。
2年間の履修例
1年次春セメスター(第1セメスター)
月 | 火 | 水 | |||
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1 | 保育原理 | 図画工作 | 児童指導 | ||
2 | 英語コミュニケーション(1) | 算数 | スタートアップセミナー(1) | 子ども家庭福祉 | 生物学の基礎 |
3 | 情報リテラシー | 社会福祉 | 子どもと健康 | 音楽(1) | |
4 | 教育原理 | 発達心理学 | 国語 | 建学の精神 | 児童文化 |
5 | 乳児保育 | 子どもと人間関係 | スポーツ実技 | ||
6 | 国語科教育法 | 子どもの保健 |
1年次秋セメスター(第2セメスター)
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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1 | 保育内容演習環境 | 体育 | 保育者論 | カリキュラム論II | 子どもと言葉 |
2 | 建学の精神 実践講座(1) | スタートアップセミナー(2) | 健康・スポーツ科学 | 社会的養護 | |
3 | 子どもの食と栄養 | ドイツ語(1) | 書道 | 保育内容演習表現 | 乳児保育演習 |
4 | 教職概論(同和教育を含む) | 保育内容演習言葉 | 保育内容演習人間関係 | 保育内容演習健康 | |
5 | 保育演習指導I(保育所) | 算数科教育法 | 日本国憲法 | 音学科教育法 | カリキュラム論I |
6 | 理科 | 図画工作科教育法 | 教育実習指導 |
1年次に培った基礎力を基に、「幼児指導」などの科目で実践力を身に付けます。教員免許・保育士資格の取得要件である「教育実習」「保育実習II」では、培った実践力のさらなる向上を目指します。
実習報告会では、2年間の知識と実践力を総括します。「初等教育学総合研究(カレッジ・ゼミ)」「保育・教職実践演習」を通して学びを振り返り、教員や保育士になるという使命感や技術を高めていきます。
2年間の履修例
2年次春セメスター(第3セメスター)
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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1 | 社会的養護演習 | ||||
2 | 保育内容総論 | 小学校英語 | 理科教育法 | ||
3 | 子ども家庭支援論 | ||||
4 | 教育方法・技術 (情報通信技術の活用を含む) |
幼児指導 | 保育実習指導II(保育所) | 保育実習指導I(居住型施設等) | |
5 | キャリアデザイン | プログラミング | |||
6 | 道徳教育の理論と方法 |
2年次秋セメスター(第4セメスター)
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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1 | 子ども家庭支援の心理学 | 小学校英語教育法 | |||
2 | 保育・教職実践演習(幼・小) | 子どもの健康と安全 | カレッジ・ゼミ | 建学の精神実践講座(2) | |
3 | 教育相談 | 子どもの理解と援助 | 障害児保育 | ||
4 | 特別活動及び総合的な学習の時間の指導法 | 子育て支援 | 特別支援教育 | ||
5 | 教育制度 | ||||
6 |
授業時間
時限 | 授業時間 |
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1講時 | 8:40~10:10 |
2講時 | 10:20~11:50 |
3講時 | 12:40~14:10 |
4講時 | 14:20~15:50 |
5講時 | 16:00~17:30 |
6講時 | 17:40~19:10 |
学生の声
濃密な2年間だからこそ得られたものがある

2年間で必要なことを学べて、4年制大学よりも早く社会に出られるため、短期大学部を選びました。教育実習中に、公務員試験のエントリーがあるなど忙しかった分、やりがいもありました。苦手だった筆記試験の対策が十分にできず、市立幼稚園で働く夢を諦めるほかないのかと悩んだ時期もありましたが、実習先である市立幼稚園の園長先生が私の保育の姿勢を評価し「きっと大丈夫」と励ましてくださったことに勇気付けられて受験を決意しました。内定を得ることができたのは、短大ならではの濃密な学びと、周囲の支えのおかげだと思っています。
R・Kさん /
初等教育学科2年 /
内定先:伊東市(幼稚園教諭)
学生の声(専攻科へ進学)
将来の支えとなる知識を身に付けるために

「第一の目標は幼稚園教諭だけれど、いずれは保育士としても働きたいし、海外で子どもに関わる仕事もしてみたい」―教育・保育実習のとき、それらの夢をかなえるには今の勉強量では足りないと感じました。将来の支えとなる知識をもっと増やしたいと考え、専攻科への進学を決めました。海外の保育・教育を学ぶことができ、現地の教員や保育士ともオンラインで交流できることに魅力を感じたからです。海外における保育の役割や、成長をおおらかに促す国ではどういった初等教育が行われているのかなど、学びたいことが次々に浮かび、期待に胸を膨らませています。
H・Yさん /
初等教育学科2年
学生の声(教育学科へ進学)
編入学制度が新しい夢への勇気をくれました

保育士を目指していましたが、小学校教諭へ志望を変更しました。それは児童家庭支援センターでの保育実習で小学生の宿題指導を行ったとき、嫌々プリントに向かっていた児童の表情が、自分に合った勉強のやり方を見つけてから生き生きと変化する様子に惹かれたからです。当初、小学校教諭は免許取得のみと考えていた私は、教育実習も幼稚園を選んでおり、小学校の現場に立つには学びも経験も不十分と考え、教育学科への編入学を決めました。編入学制度がなければ、新しい夢への一歩を踏み出す勇気が出なかったかもしれません。短期大学部の選択肢の広さに感謝しています。
H・Yさん /
初等教育学科2年