教育学部 教育学科

ホーム大学院・学部・学科教育学部 教育学科 / 主な授業・ゼミナール紹介

授業紹介

基礎演習

全員参加型の演習を通して教科への理解を深める

教育学科での学修に必要とされる教科(国語、社会、数学、理科、英語)、ならびに学修方法を知り、学修態度を身に付け、大学における基礎学力を習得します。さらに、国際社会に対応するための小学校英語教育の在り方など、教育現場における今日的な課題への対応についても学んでいきます。自ら思考しながら教科への理解を深め、文章や話し合いなどで自分の考えを表現する、少人数の演習形式の授業となっています。

教育学

教育学を知り、教育の基本を身に付ける

教育学上の知識の習得と、教育と教育者についての再考を目的としています。過去から現在までの議論を踏まえ、教育活動を多様な観点から検討します。この授業での学びが、より専門的な知識や分析、教科の学習へとつながっていきます。

学校教育実践演習

教員に必要な行事運営の実践力を身に付ける

小中高どの教員にも、子どもを集団で学ばせるスキルが求められています。子どもは集団の中で学び育ち、教員はそのための手助けをします。例えば子どもが大きく育つ学校行事。キャンプファイヤーや野外炊事や登山など、分かっているつもりでも引率を実践するのはとても難しい。この授業では実際に宿泊行 事に行き、その中で学生一人ひとりが先生役を果たします。そのために事前に周到な準備をして本番に臨みます。そして本番で実践力を磨いていくのです。

小学校英語②

外国語教育の指導法を実践的に学ぶ

2020年からの小学校外国語(英語)活動の教科化に伴い、小学校教諭には英語運用能力はもちろん、児童が課題意識を持って取り組める英語活動の企画・運営力が求められます。この授業では、小学校における外国語教育の意義や課題、さまざまな外国語指導法などの理論を学ぶとともに、小グループで実際の授業づくりを行います。児童が主体的に取り組める学習指導方法について実践的に学びます。

教育相談

子どもの心理的課題を理解し、支援する力を養う

背景にさまざまな課題を持つ子どもたちを理解し、課題解決に向けて支援していくための具体的な方法について、ロールプレイなどを通して身に付けます。

教育方法・技術演習

ICTを活用した授業実践力を身に付ける

児童・生徒が一人一台持つ端末やさまざまなICT機器、デジタル教材などを活用し、より質の高い授業を実践していくためのスキルを身に付けます。

教科専門・哲学

生きることについて考える

What is Life? ― Life、すなわち「生命」や「人生」、「生活」とは何か。哲学はそれらを問うてきました。主に西洋哲学史上のさまざまな思想を、できるだけ日常的、具体的なことがらに引きよせながら、考えていきます。

現代の教育課題①

子どもの問題行動を理解し具体的な対応を学ぶ

不登校、いじめ、非行、貧困など子どもの問題の背景にある家庭・学校・地域社会について理解を深め、学校での対応、教育相談の仕組みや連携を身につけます。

学校経営と学校図書館

司書教諭に必要な実践的スキルを身につける

司書教諭の任務と役割、司書教諭に必要な学校図書館経営の基礎的な内容を理解し、管理と運営について実践的に学びます。また、司書教諭が行う教育活動を模擬授業を通して体験します。

教職実践演習(小・中・高)

4年間の教職課程の総仕上げ

教職課程における学びの集大成となる授業です。4年間積み上げてきた学びを振り返り、教職の意義や教員の役割、職務内容、児童・生徒に対する責務などを改めて自覚していきます。ロールプレイングを通して状況に応じた生徒指導ができるかや、教育実習の経験を基に学級経営案を作成して集団指導力があるか、を確認し、教員に必要な実践力が備わっていることを点検します。

国語科教育法③(中学・高校)

教材研究と授業研究を模擬授業で実践発表する

学習指導要領を正確に理解し、実際の教科書を使った教材研究、指導案の作成、発問や板書の方法などを通して、中学校・高等学校における国語科教育の実践力を身につけます。

倫理学

問題意識を持って倫理学と向き合う

倫理の基本的な考え方を学び、具体的な応用倫理学的事例について考察します。倫理学は倫理・道徳的な態度表明に対する批判の学問でもあります。知識を学び取る以上に、世界や自分自身に対する問題意識を持つことが求められる授業です。

「教育経営」ゼミナール 稲川 英嗣 教授

子どもたちが学校で困らない教育環境づくりを考えます。

ゼミの柱は二つです。一つは皆で教育に関する本を読んで討論すること。話し合いによる発見が学びになります。もう一つはとにかく行動すること。アイスブレイクを自分たちで行ってみたり、疑問に思ったことは自分たちで行動して調べてみたり。またそうした行動は、あとでゼミで報告し合い、振り返りを通して体験を経験に、さらに思考を深めていくようにしています。「知っている」ことを「分かる」ようにして、さらに「伝えられる」ことを目指しています。

「国語国文学」ゼミナール 柴村 抄織 教授

鎌倉で文学を学び、感性を磨く。言葉の表現力を高める。

文学作品を解釈し、関連論文を読んで意見交換を行います。文学表現の自然描写や言葉の表現効果について、深い考察を重ねて論理的思考力と表現力を養い、文学的感性を磨きます。専門的な文学研究方法を学んだのち、各自の卒業論文の研究テーマを考えます。鎌倉の文学関連の場所に出かけて、鎌倉文化の記録や俳句の創作を行っています。本ゼミで学んだ多くの卒業生が、小学校教諭や中学校教諭(国語)として社会に貢献し、活躍しています。

その他のゼミナール例

  • ・特別支援教育
  • ・理科教育・生活科教育
  • ・社会科と地理学の授業づくりと、世界と日本の社会事象と教育の考察
  • ・スポーツ・運動方法学

卒業研究テーマ例

  • ・教育における非言語コミュニケーションの在り方
    ―「からだ」と「ことば」をつなぐもの―
  • ・フィンランドの教育方法を用いた思考力・判断力・表現力などを育む授業
  • ・ORIGAMIを通した体験的な数学的活動について
  • ・外国語活動・外国語科における小学校英語教育の授業作り
  • ・中学校国語科におけるICTの効果的活用の研究
    ―「主体的・対話的で深い学び」における話し合い活動を中心として―