児童学部 子ども心理学科

公認心理師を目指す場合

自分が将来どのように子どもと関わっていくか考えながら学修領域を定め、履修の方針を立てます。公認心理師養成課程の履修は第1セメスターから始まります。

4年間の履修例

1年次春セメスター(第1セメスター)

 
1 スタートアップセミナー       情報リテラシー
2 英語(1) 発達心理学(1)      
3 建学の精神 心理学概論 スポーツ実技 児童文学  
4       社会・集団・家族心理学 人間と倫理
5     鎌倉の歴史・文化    
6          

2年次は、いよいよ公認心理師の社会的役割を学ぶ「公認心理師の職責」の講義が始まります。秋セメスターには「心理学実験」や「心理学的支援法」など、心理学の基礎的な方法論を学びます。

4年間の履修例

2年次秋セメスター(第4セメスター)

 
1          
2   人体の構造と機能及び疾病 カウンセリング論 プレゼンテーション  
3 建学の精神 実践講座(2)   心理学実験   学習・言語心理学
4 心理学的支援法 子どもと社会の心理学 家族関係の心理学  
5 神経・生理心理学       産業・組織心理学
6 子どもの感情と行動 フランス語(1)     企業の知識

3年次になると、実際に病院・特別支援学校・社会福祉施設の現場での公認心理師の働きを学ぶ「心理実習」が始まります。実習の経験は、公認心理師として将来活躍するための重要な糧になるはずです。

4年間の履修例

3年次秋セメスター(第6セメスター)

 
1   フランス語(2) ゼミナール    
2 家庭支援論   生活と環境 ストレス・マネジメント 対人コミュニケーション
3 心理実習 学校カウンセリング      
4 ムーブメント療法(2)   心理的アセスメント 建学の精神実践講座(3) 子育てカンファレンス演習(コンサルテーションを含む)
5       ジェンダー論  
6          

自分の研究テーマを設定し、4年間の集大成として自分の卒業研究に取り掛かります。大学院公認心理師課程への進学を目指す場合には、進学のための準備に取り掛かります。

4年間の履修例

4年次春セメスター(第7セメスター)

 
1     ゼミナール    
2   心理学統計法(2)   心理演習(1)  
3 心理演習(2) 音楽療法 関係行政論 食と健康  
4 現代子ども・家族・社会心理研究(1)        
5          
6          

授業時間

時限 授業時間
1講時 8:40~10:10
2講時 10:20~11:50
3講時 12:40~14:10
4講時 14:20~15:50
5講時 16:00~17:30
6講時 17:40~19:10

学生の声

心理と養護の学びを両立できたことが自信につながる


私には今までの人生で、2つのターニングポイントがありました。1つめは中学時代です。子どもに関わる仕事に憧れながらも日々の勉強に意味を見いだせずにいたところ、保健室の先生に「養護教諭を目指してみたら?」と勧められたことです。将来は養護教諭になって、健康と教育の両面から子どもを支えたいと思い、子ども心理学科に入学し、養護教諭養成課程を履修しました。けれど入学してみると、心理を専攻しながら養護の勉強をするのは想像以上に大変でした。自信を失いかけていた自分を変えるために、海外ボランティアに参加しました。これが2つめのターニングポイントです。この経験により自信を取り戻し、養護教諭を目指す仲間と励まし合いながら、モチベーションを下げることなく勉強をすることができました。また、教員採用試験に挑む上では、自分から積極的に教職センターを利用し、添削指導や面接練習を受け、備えました。今では、心理学と養護の2つを両立して学んだことが、養護教諭として働いていく上での自分の強みになりました。

R・Mさん
子ども心理学科4年
内定先:相模原市教育委員会(養護教諭)