農林水産省「官民連携食育プラットフォーム」に加盟しました。 ―産学官連携を強力に推進して、食育を通した健康づくりに貢献―
本学はこの度、農林水産省「官民連携食育プラットフォーム」に正式に加盟いたしました。
官民連携食育プラットフォームは2025年5月30日に創設された組織であり、様々な形態で食育活動に取り組む主体が連携することで、大人の消費者をはじめ、幅広い消費者に対して、食や農への理解醸成と行動変容をめざすものです。農林水産省では、食品メーカーはじめ各企業等による食育活動の発信や、企業間の取組連携のほか、国・地方の行政、教育関係者、農林漁業者などとの新たな連携の創出により、多様な形で消費者への働きかけを進めています。特に、「朝食を食べよう」、「バランスよく食べよう」、「食や農の現場を体験しよう」など、具体的なテーマを決めて、各テーマの下で様々な関係者が取組を展開したり、消費者の行動変容につながるモデル的なプロジェクトに取り組んだりすることなども検討されています。
本学は、食育を未病対策の柱と位置づけ、国や自治体との連携、企業との連携を通して、集学的・分野横断的な食育研究・実践を行っています。
管理栄養学科の「栄養医科学ゼミナール」では、鎌倉市を舞台にした「スポーツ健康まちづくりデザイン」の研究として、鎌倉運動アプリ「鎌ップ」や鎌倉運動栄養アプリ「鎌ップジュニア」を開発して、鎌倉市、および食品企業との産学官連携を図っています。今後、様々な食品企業やIT企業とのスポーツ栄養に関するさらなる連携活動を行う予定です。そして、「臨床栄養研究および実践ゼミナール」と「食生活環境ゼミナール」では、施設の受託運営を行うシダックス大新東ヒューマンサービス株式会社との連携のもと、学童保育施設における栄養教育活動を推進しています。
今後、様々なゼミナールでの多様な食育研究・実践について、官民連携食育プラットフォームでの発信を予定しています。
官民連携食育プラットフォームにおいては、多くの企業や団体との情報交換によって新たな食育の方向性が見いだされることが期待され、本学はこうした産学官連携の強化によって、公衆栄養学、スポーツ栄養学、臨床栄養学などに基づく食育研究・実践を推進して、その成果を地域社会に還元してまいります。
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【家政学部 管理栄養学科】