「臨床栄養研究および実践ゼミナール」が学童保育施設で食育活動をおこないました。
管理栄養学科「臨床栄養研究および実践ゼミナール(落合由美教授)」「食生活環境ゼミナール(土谷知弓講師)」の3・4年生が、施設の受託運営を行うシダックス大新東ヒューマンサービス株式会社との連携のもと、学童保育施設における栄養教育活動を開催しました。
この食育活動は、鎌倉市にある学童保育施設の小学生向けに行ったものです。活動した全7施設では1年生が84名、2年生以上が89名、総勢173名の児童に参加していただきました。今年も沢山の子ども達と関わり、学生にも大きな学びの機会となりました。
今回は、そのうちのひとつ、「お箸クイズ」での一場面をご紹介しましょう。
「お箸クイズ」は、「お箸のマナーの名称」と「マナーの絵」を線で結ぶクイズです。
ゼミ生「お箸のマナーの名前とその答えの絵を線で結びましょう!よーいスタート!」
子ども「お箸のマナー分からない~渡し箸・箸渡しどう違うの?」
ゼミ生「難しかったかな?」
子ども「お姉さん、ヒントくださ~い!」
ゼミ生「箸渡しはお箸でつかんだ食べ物をお箸でとる事を言います。」
子ども「渡し箸のヒントくださ~い!」
ゼミ生「渡し箸は食器に箸を乗せる事を言います。」
子ども「へえ~」「知らなかった~」
と、事前に用意したシナリオ通りではなく、子ども達との言葉のキャッチボールをしながら臨機応変に楽しく説明する姿が印象的でした。参加者全員が笑顔になり、記憶に残る体験となりました。
また、当日参加予定ではなかった子どもが急遽、参加を希望したことで、一層子どものやる気が高まり、大いに盛り上がりました。また、ある施設では、盛り上がりすぎて説明が聞き取れないほどの熱気に包まれる場面もありました。半年間の企画立案や媒体準備の努力が実を結び、実際に子どもたちの反応を肌で感じられたことは、今後の活動の大きな糧となると思います。
<ゼミ生の学び・感想>
★お箸の豆つかみゲームでは、勝負魂に火が付き、どうにかして豆をつかみたいという気持ちを感じ、遊びながら学ぶ大切さを改めて感じました。
★3色食品群クループ分けゲームでは、私達が思う以上に3色食品群を知っている子もいましたが、分からない子もいました。言葉をかみ砕いて、子どもに理解しやすく話すことが難しかったです。
★クイズ一つ一つにしっかり反応してくれる子どもたちを見て私も楽しくなりました。小学生と接する機会が少ないため、とても貴重な経験になりました。
★子ども達の勢いに負けそうになりましたが、負けじと元気にお話しました。最後に「楽しかった!」という言葉を聞いて頑張って良かったと思いました。
★子どもたちがとても人懐っこく、私の膝に座ってクイズをしました。子ども達から元気のパワーを貰い、とても楽しかったです。
★練習では上手く進められず不安でしたが、子ども達が元気よく真剣に取り組んでくれたため、不安もなくなりました。終わってしまえば、私も笑顔の良い経験になりました。
<お箸クイズの解答用紙>
<お箸の正しい持ち方(豆つかみ)ゲーム>
<食育活動を開催してきました!>
【家政学部管理栄養学科】