ホーム / hokkori project ~手拭いができるまで~

hokkori project

鎌倉女子大学にあこがれをもって訪れる受験生。鎌倉に休日の癒しを求めて訪れる人。
そんな人たちを少しだけ”ほっこり”した気分にさせる。
鎌倉女子大学と地元企業がコラボレーションし、鎌倉女子大学や鎌倉を訪れる人たちをちょっとだけ幸せな気分にさせるプロジェクトを2017年から展開しています。

“hokkori project”
(ほっこりプロジェクト)
~手拭いができるまで~

プロジェクトメンバー

今回は、家政保健学科3年生の7名が本プロジェクトに参加しました。

スケジュール

2月12日 キックオフミーティング

第五弾のテーマは「鎌倉女子大学のキャンパスライフ」。
制作物はティッシュケースに決定!

2月27日 nugoo 鎌倉二の鳥居店を見学

デザインの考案(3回 3月9日、16日、25日)

学生がイメージする「鎌倉女子大学のキャンパスライフ」のデザイン案をプレゼンテーションし、デザイナーにアドバイスを受けながら、学生がさらにブラッシュアップしたデザイン案を提出。

プロジェクトの中断 ~コロナ禍の影響を受けて~

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、3月31日に予定していた最終デザイン案決定会議は、一旦延期となりました。
デザイン打合せの進め方について検討している中、第一弾からご協力いただいていた「nugoo鎌倉」がコロナ禍の影響を受け倒産となり、プロジェクトは一時中断となりました。

プロジェクトの再開

プロジェクトを進めていくのが難しいかと思われましたが、注染本舗(浜松市)が引き続き手拭いの製作を引き受けていただけることとなり、プロジェクトが再開されることとなりました。残念ながら、ティッシュケースに縫製する作業を引き受けていただける企業を確保することが出来ず、制作物を手拭いに変更することとなりました。

オンライン会議(2回 5月21日、6月8日)

オンライン会議で、デザイン打ち合わせを再開。
最終的にデザインが2案に絞られ、商品化するデザイン案を決定するべく、オンラインでの打ち合わせが進められました。

デザイン案の決定!「よつばみっけ~四季の原っぱでほっこリスる?~」

左:学生のデザイン案 右:商品デザイン

製作風景<注染本舗(浜松)>

「キャンパスライフ」やスクールフラワーのフリージアなど、学生がイメージした「鎌倉女子大学」をテーマにしたデザインが散りばめられています。
色は2色「よつばグリーン」と「ほっこりピンク」に決定しました。

手拭いの完成!

【手拭い】色は2色 左からよつばグリーン、ほっこりピンク

有隣堂 湘南地区「限定販売」決定!

「nugoo鎌倉」の店舗販売ができなくなり、商品販売が難しい状況でしたが、有隣堂湘南地区(藤沢店、テラスモール湘南店、ららぽーと湘南平塚店)にて限定販売をしていただけることが急遽決定となりました。
約1か月の限定販売でしたが、大好評につき各店舗で予定より早く完売となりました。

また、ONLINE OPEN CAMPUS「コト」鎌倉 LIVE!の視聴参加者や[完全予約制]キャンパス見学会への来場者の中から抽選を行い、当選者に配布いたしました。

店舗販売の様子

プロジェクトに参加した感想

学生の声

<プロジェクトに参加した理由>

大学に入学する前から、ほっこりプロジェクトの活動に興味があったからです。私は、大学受験のタイミングでオープンキャンパスに参加し、このプロジェクトを知りました。当時ノベルティとしていただいたお弁当包みは、現在も愛用しています。
今までは商品を手に取る側でしたが、私も作り手としてたくさんの方に愛用していただけるような商品を作りたいと思い、参加しました。

<苦労した点>

テーマである鎌倉女子大学のキャンパスライフの表現に悩みましたが、参加メンバーと鎌倉女子大学についての様々な情報を共有したり、改めてキャンパス内を意識して歩いてみたことで、よりテーマに理想的なデザインになっただけでなく、自身の心の面においても鎌倉女子大学の学生だという自覚をしっかりと持ち直すことができました。

<実際に商品をみた感想>

鎌倉女子大学らしいほっこりする商品になっていると感じました。
豊かな自然と個性的で多様なキャンパスライフという鎌倉女子大学ならではの要素がぎゅっと詰まった1枚になったと思います。

<手に取ってくれた方へのメッセージ>

手にとって頂き、ありがとうございます。
こちらの手拭いは、職人の方が一枚一枚丁寧に染め上げたものです。愛用していただけたら光栄です。大変な時期ですが、この商品が少しでもお客様の心をほっこりと癒すことができますようお祈りしております。

<プロジェクトに参加した全体の感想>

活動全体を通して新たな学びや発見もあり、とても楽しくやりがいのある活動でした。
デザインを考える工程では、商品全体の大きさに合わせて柄の大きさを調整していることや、生地の色と柄の色の組み合わせ方など、ひとつの商品を作る際に様々な工夫がされていることを学びました。
一つの商品を作ることがどれだけ大変なことかを体験することができ、私の周りにあるものも、誰かが時間をかけて考えて作られたものだということに改めて気付けました。
新型コロナウイルスの流行によって様々な問題、変更、制限が生じ、悔しく思うことも多々ありました。だからこそ、完成した商品が店頭に並んだ時は、嬉しさと感謝でいっぱいになりました。
ほっこりプロジェクトに参加できたことは自分にとってとても意味のある経験となりました。プロジェクトに参加し、最後まで成し遂げることができて本当に良かったです。