「食生活環境ゼミナール」と「臨床栄養研究および実践ゼミナール」が、綾瀬市の親子に向け「食育体験教室」をおこないました。(第2弾)
管理栄養学科「臨床栄養研究および実践ゼミナール(落合由美教授)」「食生活環境ゼミナール(土谷知弓講師)」の3・4年生が、「令和7年度 綾瀬市親子で食育体験教室事業委託」を受け、綾瀬市内の親子を対象とした「食育体験教室」を8月の2日間、綾瀬市保健福祉プラザで開催しました。この活動は全8回予定されており、今回は8月の2回について報告します。(第1弾はこちら)
「鎌倉女子大生おすすめ!おいしく学ぼう ワクワク親子料理教室」と題し、ゼミ生が考案したメニューを親子で作ってもらいました。そのメニューと工夫点についてご紹介します。
【とうもろこし枝豆ライスボール】
季節の旬の食べ物を入れるとおいしくて栄養もたっぷり♪綾瀬市の特産品トウモロコシを取り入れました!子ども達にライスボールを握ってもらい、小さいお子さんでも料理に挑戦出来るようにしました。
【たのしくこねこね(フラワー)ハンバーグ&茹でブロッコリー】
ハンバーグのたねをこねたり、チーズの型抜きを小さいお子さんが担当しました。
たねには豆腐、チーズも加えてカルシウムアップ。ブロッコリーは綾瀬市の名産品です。
【SDGsスープ】
野菜の旨味と酸味で減塩でも十分美味しく仕上げ、家族の生活習慣病予防&冷蔵庫の残り野菜や普段は捨ててしまう切れ端も全部入れてSDGs(食品ロス)をアピール。高学年のお子さんは野菜を切って包丁の練習をしてもらいました。
【(おやつ) 新鮮卵で作る彩りプリン】
綾瀬市のブランド卵を使った手作りデザート!卵と牛乳でたんぱく質とカルシウムが豊富なおやつ♪
子ども達には卵割りやプリンの型抜きに挑戦してもらいました。
両日で合計19組・43名の親子が参加し、「超楽しかった」「家では食べないけど今日作った料理は少し食べられた!」「また参加したい」「お腹一杯、幸せ」との子ども達の声が聞けました。
参加者にはお父さんの姿もみられ、お子さんと一緒に一生懸命料理していた姿が印象的でした。
「学生さんがとても丁寧に教えて下さったおかげで子ども達も楽しく良い経験となりました。」「家でも皆で作ってみます。」「学生さんが優しくてきぱきと動いてくださり美味しい料理が出来上がりました。」「学生さんの雰囲気が良く素敵な大学なのではと感じました。」「SDGsスープは味がしっかりしており減塩を感じませんでした。」とお褒めの声をいただきました。
また、本学科の卒業生とお子さんの参加もあり、ゼミ生たちは大先輩から励ましの言葉もいただきました。
この料理教室は栄養バランス、地産地消、食材の知識、減塩、親子でクッキング、食品ロス、共食と色々な要素を含み、食を通じて人とのつながりや地域社会の文化を育む目的もあります。料理教室を通じて食に対する正しい知識と意識を持ち、持続可能な食生活や食文化を大切にしていくきっかけになるよう、今後も一層努力し実践的な活動を重ねていきたいと考えています。
<ゼミ生の学び・感想>
★料理の技術には個人差があるため、相手の立場に立ち、寄り添うことの大切さを知ることができました。
★「綾瀬市特産品クイズ」では、「大人も楽しめる内容で勉強になった」と聞いて嬉しかったです。
★作業をすることに精一杯で全体に携わる事が出来ませんでした。次回は気持ちに余裕をもって参加したいです。
★親子で一生懸命料理を作ってくれたことが嬉しかったです。ライスボールを色々な形で握ってくれたお子さんがいて楽しんでくれたと感じました。
クイズ&メニュー説明
調理デモンストレーション
試食中の様子
【家政学部管理栄養学科】
