学びの風景 「音楽②」トーンチャイムとハピドラムのアンサンブルー美しい響きを重ねるー
初等教育学科2年生開講の授業「音楽②」(薩摩林淑子教授担当)の授業風景をご紹介します。
音楽②は、1年次開講の音楽①の学びを元に、音楽実技力をさらに向上させたい学生が履修し、弾き歌いや器楽アンサンブルを実践的に学ぶ実技・演習系の授業です。
7月は3週に渡り、主にトーンチャイムとハピドラムを使った器楽アンサンブルの授業を行いました。
最初に取り組んだのは柔らかく響く澄んだ音色をもつ「トーンチャイム」。一人ひとりが担当する音のトーンチャイムを持ち、皆でタイミングを合わせて1つのメロディやハーモニーを奏でます。今回は《エーデルワイス》と《星に願いを》の2曲に取り組みました。
《エーデルワイス》では、自分の出した音が友人の奏でる音とスムーズにつながり、ひとつの美しいメロディになる至福の瞬間を味わいました。
《星に願いを》では、低音の太くて長いトーンチャイムも使用しました。低音の重厚な響きが入ることでハーモニーに更に深みが増し、やわらかく優しい音色の〈星に願いを〉が音楽室に響きわたりました。
「低音から高音まで大小さまざまなトーンチャイム」
「心を合わせて楽しくアンサンブル」
トーンチャイムは、「自分が奏でる音」だけでなく、「前に奏でた人の音」を感じ取りながら次の音へつなげることが大切です。学生たちも自然とアイコンタクトを取り合いながら演奏していました。
続いて取り組んだのは、スチール製の打楽器であるハピドラム(HAPI Drum)です。
「ハピドラム」
神秘的であたたかい独特な癒しの音色が特徴で、直感的に叩くだけでも美しい音階(ペンタトニック)が響きます。ハピドラムの授業回には、ゲストティーチャーとして本学の後藤俊哉准教授をお迎えし、楽器の特徴や演奏の仕方、ハピドラムとトーンチャイムのアンサンブル実践のご指導をいただきました。
まず、マレット(バチ)を使って叩く部位や強さを変えながら、音の表情や音色を自由に楽しみ、次に演奏の仕方を学んでいきました。
「ハピドラムを自由に鳴らしてみる」
「ハピドラムの特徴・演奏の仕方を学ぶ」
そして、ハピドラムとトーンチャイムのアンサンブルです。
それぞれの楽器で対話するかのように交互に奏でたり、一緒に音を鳴らして奏でたりしながら、即興的に音楽を奏でていきます。決められた楽譜があるわけではなく、その場で即興的に奏でていくこの音楽づくりは「ミスをする」という概念がありません。「間違えるということのない楽しい音楽です」という後藤准教授の言葉で、学生たちも伸び伸びと楽しそうに演奏していたのが印象的でした。
「トーンチャイムとハピドラムのアンサンブル」
繊細で伸びやかなトーンチャイムの音色と、ハピドラムの神秘的な音色が組み合わさり、あたたかく包み込まれるような心地よい響きが音楽室いっぱいに広がりました。
器楽アンサンブルは、奏法や技術を磨くだけでなく、「人と心を合わせる楽しさ」「相手の音を聴き合う心地よさ」を学ぶ貴重な音楽活動です。今回の実践で得た仲間と音を重ねる喜びを、将来、教育や保育の現場に立ったときに、子どもたちへ是非伝えていって欲しいと願っています。
【短期大学部 初等教育学科】
