授業紹介「国文学史」
皆さんこんにちは。教育学科2年のちりりです。今回は柴村抄織先生の「国文学史」の授業について紹介します。
この授業は、教育学科2年生を中心とする国語の中学・高校免許状を取得するための必修授業です。そのため、国語科の免許取得という同じ目標をもった学生が多く受けています。
授業では名前の通り、日本文学の歴史について学びます。日本文学の歴史が始まる聖徳太子の時代から始まり、『万葉集』や『竹取物語』、『源氏物語』などの有名な文学作品や作者に加え、その時代に活躍した人などについて先生が細やかなことまで解説してくださいます。そして、15回ある授業の内の1回分の授業時間を使用し、「鎌倉文学実地調査」へ行きます。今回は「浄智寺」へ行ってきました。浄智寺は北鎌倉駅から徒歩10分ほどの場所にあります。住宅が並ぶ中を進むと、不意に開けます。その先にある山門と鐘楼門という2つの門を通り奥へ進むと大きな本堂曇華殿が見えます。
鐘楼門(学生が撮影)
本堂曇華殿(学生が撮影)
境内には書院や茶室、やぐらなどもあります。建物すべてから歴史の重みが感じられ、また、これらが木々の中にあるということも相まってとても心落ち着く空間です。梅雨には山門に向かうまでの道で色鮮やかな紫陽花を見ることもできます。今回、訪れた「浄智寺」は、鎌倉五山第四位に位置づけられた寺です。鎌倉五山には五山文学があり、学問が盛んでした。鎌倉にある大学で日本文学を学び、実際に鎌倉の歴史ある場所へ行くことで、鎌倉と文学の歴史について深く興味をもつことができます。
以上、「国文学史」についての紹介でした。大学で文学の知識を得るだけでなく実際に鎌倉のお寺に訪れ、より深くその歴史や文学的な価値にふれるという、鎌倉にいるからこそできる経験をすることができました。最後まで読んでいただきありがとうございました。
山門への道で見られる紫陽花(学生が撮影)
【教育学部教育学科】