2025年08月06日 (水)
授業紹介「子育てカウンセリング(障害者・障害児心理学を含む)」
今回は、子ども心理学科2年生の専門科目「子育てカウンセリング」(担当:望月紗綾香講師)についてご紹介します。本科目は、公認心理師養成カリキュラムの必修科目となっています。
講義の前半では、保育現場や小学校などにおける子どものアセスメント方法、子ども・保護者との関わり方、そしてさまざまな発達特性や障害について学びを深めます。
後半は3人1組のグループに分かれ、実際の現場で起こり得るケースを題材にしたディスカッションや、保護者とのカウンセリング場面を想定したロールプレイ等の演習を行います。他の学生の意見に触れることで視野を広げ、子ども・保護者それぞれへの支援策を検討していきます。
演習終了後には講義を通して感じたことや疑問点をリアクションペーパーに記入し、次回講義の冒頭で学生の皆さんからの率直な感想、疑問点について共有します。アセスメントやカウンセリングの難しさを一人で抱え込まず、クラス全体で共有しながら前向きに取り組めるよう工夫されています。
本科目では、様々なケースと向き合う中で子ども・保護者・支援者それぞれの立場に立ち、多角的な視点を軸に物事を捉える力を養います。公認心理師として子育てをどのように支援できるのか、また公認心理師の仕事の魅力はどのようなところにあるのか、15回の講義を通して丁寧に探究していきます。
【児童学部子ども心理学科】