教育学部卒業の先輩へのインタビュー
皆さん、こんにちは。教育学科3年のゆかりです。
教育学部教育学科の教授を務めながら、鎌倉女子大学初等部の部長も務めている大塚俊明先生からご紹介を受けて、今年度鎌倉女子大学初等部に初任で入った教育学科の先輩である寺崎里紗子先生にお話を伺うことができました。前回に引き続きインタビューの様子をお伝えいたします。
―寺崎先生、急な申し出に応じてくださりありがとうございます。
寺崎:平気ですよ。なんでも質問してください!
―ありがとうございます。早速ですが、寺崎先生は何年次の担任をしていますか?
寺崎:意外だと思いますが、今は1年生の担任をしています。2人担任体制なので、ベテランの先生と組みながら日々過ごしています。
―初任で1年生ということで大変忙しいと思いますが、特に大変なことは何ですか。
寺崎:大変なことしかありません(笑)。1年生なので着替えなど生活面のサポートや、時間についての声かけが必要ですね。きっと6年生になるとまた違う悩みが出てきそうです。
―では、大変な中でも、楽しい・やりがいを感じたことは何ですか。
寺崎:私は教育実習も初等部に来ていたのですが、実習の時に見ていた児童が大きくなっていく姿が見られます。1年生もこの1カ月で大きく変わっていて、成長を身近に感じられることが楽しいですし、やりがいを感じますね。
―児童の様子で1番驚いたことは何ですか。
寺崎:吸収するのが速いことですね。先生の声かけによって、良くも悪くも児童の様子が変わっていくので、声かけの仕方には気を付けています。
―2人で担任をしているということで、学年の先生は多いと思いますが、教員同士はどのように関わっていますか。
寺崎:私たちは1学年3クラスなのですが、自分のクラスだけではなく、1年生を1年生担任全員で見ている感じですね。学年の先生との何気ない会話が大切だと思います。また、プチ会議をしながら自然とコミュニケーションを取れるよう心がけています。
―寺崎先生、急遽インタビューに応じてくださり、ありがとうございました。
寺崎:こちらこそ、フレッシュな学生を見ているとなんだか嬉しいです。これから実習や教員採用試験も始まると思うけれど、ぜひ頑張ってね!
今回は前回に引き続き、初等部のお二方にインタビューをさせていただき、「教員」という仕事に対しての気持ちや実際に感じていることについてお話を聞くことができました。大塚先生がおっしゃっていた「教員には探究心や知的好奇心が必要」という言葉は、教員にとっては学びを豊かにするために必要なだけでなく、授業づくりや様々な仕事にも生きてくるものと思いました。これは、一般企業に就職する人でも同じことが言えると、日々を過ごしていて感じます。
鎌倉女子大学では、実際に学校現場で教育に携わっていた先生が多く、先生の経験談を踏まえながら、実際にどのように児童生徒と関わっていくのかを学ぶことができます。同じ志を持った学生同士が学べるところ、先生のサポートが手厚いことも魅力だと日々感じています。皆さんも困った際には、友達や先生に相談をしてみてはいかがでしょうか。
【教育学部教育学科】