2023年07月31日 (月)

教育学科の学生おススメの授業を紹介します!【社会①】

こんにちは!教育学科1年の【さわやか笠山(かさやま)】と申します。
高校生の皆さんの中には「大学=自由!」というイメージをお持ちの方も少なくないと思います。
大学生になると、目指す将来や学びたい学問によって時間割が大きく異なります。

しかし!!

今までは準備してもらった道を歩くことの方が多かったのに、大学生になった途端に「自由だよ!はい、決めてね!」と、すべて自分次第と言われてもよく分からないですよね。
そんな皆さんに提案したいのが、学生の口コミを事前に調べることです!
一つでも興味を持てる授業があり、好きな教授がいることで、大学生活はぐんと楽しくなります。
そして皆さんに鎌倉女子大学の魅力を知ってもらうべく、今回はイチ学生の私が面白い(interesting)と思う授業(lesson)、名付けて「インタレッスン」※を紹介します!
※私(さわやか笠山)による造語です。

それはズバリ...【社会①】という授業です。

【社会①】は小学校教諭の免許取得に必要な授業であり、その名のとおり小学校3~6年生の社会科における指導方法を学びます。
つまり、小学校の先生になりたければ、例え社会科が苦手であっても、取らなければなりません。
しかし!この授業を担当する 大塚俊明先生による「社会科」は、社会科に興味がない人こそ受けてほしい授業です。(社会科が好きな人はもっと楽しい!)

ちなみに私は「中高の国語免許のついでに小学校も取ろうかな。」という軽いノリで取ったはずでしたが、大塚先生の授業が面白いあまりに、一瞬だけ社会科への転向を真剣に考えました。
中高社会科の友人がこの授業を取っていないことが非常に惜しい...!

では、実際の授業の様子を見ていきましょう!

今回の授業では、「教科書」をテーマに税金の使い方やその歴史、さらには憲法の解釈まで考えていく授業となっています。
「教科書はマリアナ海溝よりも奥が深いっ...!」
笠山は、何も考えずに教科書を落書き帳にしていた中学生時代を深く反省いたしました。
「今の小学生は教科書代を親が払っていると勘違いしている子も多い」というのもビックリ仰天な情報でしたが、さらに驚いたのは、教科書が無償化されるまでにこれほど沢山の人たちの闘いがあったということ。
これは義務教育を受けている小中学生たちに、もっと伝えるべきことだと強く思います。

インタレッスン.jpg
鎌倉女子大学生おススメの「インタレッスン(名物授業)」


教科書について改めて考える濃密な90分間になりました!
そして、常に高いクオリティーの授業をしてくださる大塚先生にその秘訣を突撃インタビューしてみました!

―本日はよろしくお願いいたします!はじめに先生の主な研究分野を教えてください。

大塚:社会科教育が中心です。あとは学校経営。

―いつも面白い授業を提供してくださる大塚先生ですが、大学で授業をする上で工夫していることはありますか。

大塚:実際の小学校での授業場面をとおして、社会科の内容を皆さんにどう伝えるかを意識しています。社会科の内容を細かく教えるというよりも、限られた時間の中で社会科授業の魅力を伝えたいと思っています。

―先生が考える「社会科教育」の魅力とはなんですか。

大塚:子どもが主体的に問題を追究することを大切にした教育であること。つまり答えを与えるのではなくて、子ども自身が答えを見つけ出していくような授業を創造する喜びでしょうか。

―教師を志す学生たちに思うことはありますか。

大塚:「教育は人なり」と言います。ぜひこれからの社会を担う子どもたちを育てる仕事を目指してほしいと思います。

―最後に、鎌倉女子大学に興味のある高校生の皆さんへメッセージをお願いします。

大塚:鎌倉女子大学には同じ志をもった仲間が沢山います。先輩方はその中で切磋琢磨しながら学んでいます。ぜひ一緒に社会科教育について語り合いましょう。


大塚先生の素晴らしい教育観が分かるインタビューとなりました。ご協力ありがとうございました!
私たちと共に、鎌倉女子大学でステキなキャンパスライフを送ってみませんか?

【教育学部 教育学科】