ゼミ紹介4月「分子遺伝学ゼミナール」
私達、管理栄養学科『分子遺伝学ゼミナール(山田貴富 准教授)』は微生物の酵母を用いて基礎的・応用的研究を行っています。研究と並行して、本学地域産学連携「ほっこりプロジェクト」にも参加しており、本年度は鎌倉ビール醸造株式会社と湘南モノレール株式会社とともに湘南モノレール開業55周年記念ビール「GO! GO! Sky Ale(ゴーゴースカイエール)」の開発を行いました。
その中で今回はビールの仕込み初日に行った工場見学の様子をご紹介します。
【作業前に鎌倉ビール、湘南モノレールの皆様と一緒に記念撮影!!】
最初の作業は麦芽をタンクに投入することで、私たち3人も少しずつお手伝いしました。麦芽の入った袋がとても重く、補助をしていただかないと持ち上げるのが大変でかなり力仕事だなと感じました。
【麦芽を投入しています】
次に、ビールに香りをつけるためのレモンとベルガモットの果皮を準備しました。どちらも皮などに苦味が多いため、一つずつ手作業でむいていきます。ベルガモットにはあまり馴染みがなかったため、実と皮の部分を紅茶にいれたり、そのまま食べたりして風味を味わいました。ベルガモットはレモンよりも少し苦味がありましたが、それでも食べやすくさっぱりとした味でした。
麦芽投入からおよそ6時間後、麦汁がタンクから出てきました。
一番搾りの麦汁は、苦味や酸味もなく甘酒のような甘味がありました。この時点では透き通った色をしていましたが、このあとレモンやベルガモットを加えていく過程で少し濁った色になっていくそうです。その濁った色をまた透き通った色にするために何日もかけて醸造するのだと伺いました。
【一番搾りの麦汁です】
仕込み開始から1ヶ月後、ビールが完成して「湘南モノレールGo!Go!春まつり」で披露されました。私たちも参加し、完成したビールをいただきました。少し離れていても香りが伝わってきて、飲むとビールの爽やかな苦味とフルーツの甘さや香りが口中に広がってくる、とても飲みやすいビールでした(実は完成の1週間ほど前に醸造中のビールをいただいたのですが、その時よりも果物の香りが高く、また色も透き通ったものになっていました)!!何より、ビールサーバーから自分たちが携わったビールが提供されていることに感動しました。
「hokkori project ~オリジナルビールができるまで~」もあわせてご覧ください。
hokkori project ~オリジナルビールができるまで~ | 鎌倉女子大学・鎌倉女子大学短期大学部
(4年・ゼミ生)
【家政学部 管理栄養学科】