2025年01月15日 (水)

授業紹介「栄養管理論実習」

1年生の秋セメスターで開講される「栄養管理論実習」は食品構成表を用いて作成した献立を実際に調理し、評価・改善する授業です。これまでの実習では包丁使いや加熱調理等基本となる調理法を学んできましたが、今回は学生自ら栄養計算しながら立案した献立の昼食を調理しました。

調理実習までに、個人で献立作成に必要な食品群別荷重平均栄養成分表と食品構成表の作成し、次に1日分の献立作成と進み、最後に班でそれぞれの献立から料理を出し合い、話し合って1食分の栄養基準に合わせて献立作成しました。

この作成した献立から発注量まで考えるため、廃棄率・もどし率・塩分含有量・重量変化率も考えなくてはなりません。学生は目標値内に納めるのに苦労したようです。「栄養価を考えすぎて味が薄かった」「出来上がりの色まで考えていなかった」「時間内に1食分を仕上げるのに作業工程、手順がいかに大切かを知った」など感想がありました。

献立を考えるのは大変ですが、健康維持増進には大事である事を学び、今後の授業で栄養アセスメントと食事管理と専門的内容へ進む第一歩になったと思います。

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[学生が作成した昼食調理例(白米、鮭のホイル焼き、サツマイモサラダ、みそ風味のミルクスープ)]

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[調理実習後、自分達の作成した献立の評価・改善案の発表]



【家政学部 管理栄養学科】