2024年09月16日 (月)

ゼミ紹介「発達臨床心理学ゼミナール」

「発達臨床心理学ゼミナール(石川満佐育准教授)」の最終的な目標は、『人々のこころの健康の向上に寄与する知見を見出すこと』を主題とし、心理学的方法論を用いて卒業論文を作成することです。勉強は「知識の吸収」ですが、研究は「知識の生産」です。ゼミ生には卒業研究を通じて知識を生産する経験をしてほしいと考えています。もちろん産み出される知識は小さなものかもしれませんが、発達臨床心理学ゼミである以上、何かしら人々の役に立つ内容になることを意識させています。

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[ゼミ卒論過去のテーマ]

また、本ゼミは心理学的方法論である質問紙調査法を用いての研究を前提にしています。これからの社会において、データから何かを読みとる力は非常に重要と考えています。心理学的方法論による研究のプロセスには、問いを設定し、研究計画を立ててデータを収集し、分析を経て結論に着地するという多くのタスクが含まれます。そのため、論理的思考力、課題探求力、さらには文章表現能力や読解力といった力の育成につながると考えています。

現在、4年生は自分のテーマを決めて質問紙調査の準備を進めています。3年生は自分の研究テーマについて考え始めた段階です。ゼミを通して、私も学生から刺激を受けますし、お互いに成長できるゼミになればと思います。

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[ゼミの様子]



【児童学部 子ども心理学科】