2025年03月18日 (火)

「卒業研究報告会」(参加者レポート)

皆さんこんにちは、教育学科1年のもりもりです。まだまだ肌寒い日が続きますが、桃の節句も過ぎていよいよ春到来です。時節柄、卒業式を迎える方も多いことと思います。

さて、「卒業」という言葉で思い出すのは、1月29()に行われた「卒業研究報告会」です。教育学科の卒業研究報告会は毎年1月下旬に行われます。4年生の先輩方が、ゼミでの学びや経験を基に執筆した論文を、先生方や学生の前で発表するというものです。1年生は聴講に加えて評価を担当します。3年生が授業で作成したルーブリック評価表を基に、発表を観点別に採点します。

また、3年生の卒業研究報告会担当の委員(ゼミから選出)は発表の準備に回ります。約半年前の企画立案から始まり、マニュアルづくり、掲示物、設営準備などが行われ、前日には最終点検をするなど何度も打合せや確認を行ったそうです。そして当日は、司会進行や運営などを各々が所属するゼミの発表時に行います。私はまだ1年生ですので、そのように陰で行事を支えている3年生の先輩を見て、「立派だな。私も3年生なったら4年生のサポートができるような人になりたいな。」と思いました。

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※発表している様子

卒業研究報告会は、各会場(講義室)にゼミが割り振られています。私が聴講した会場では、木下ゼミ、柴村ゼミ、銭谷ゼミの発表がありました。論文の内容は様々でしたが、それぞれ取りたい免許やそのゼミの研究テーマに合わせた論文になっていると感じました。

私が特に印象に残っている論文を3つ紹介します。1つは、木下ゼミの「お酢の効果」についての論文です。「お酢」の起源や健康、美容への効果などを分かりやすく説明しており、話にとても引き込まれました。トップバッターを飾ったその方は緊張している様子がなく、笑顔で前を向いて話しているところを見て素敵な先輩だなと感じました。2つ目は、柴村ゼミの「人間そっくり論」です。この論文は、卒業研究報告会で優秀賞に選ばれました。「人間そっくり」という安部公房によるSF小説について、あらすじや問題提起、結論の提示の仕方がとても分かりやすかったです。発表を聴き、自分もその作品を読んでみたい気持ちになりました。3つ目は、銭谷ゼミの「日本語教育について」の発表です。日本語教育とは日本語を母語としない方を対象として行われる言語教育のことです。この先輩は、日本語教育の在り方や自身の考えた教育カリキュラムについて発表していました。論文は「既存の研究に新たな知見を加えるもの」であることを改めて感じる発表でした。

他にも素晴らしい論文発表を聴き、多くの知見を得ることができました。私も先輩方のような論文を書けるように、様々なことに積極的に興味を持ち、自分の主張や考えをもてるよう、学生生活を有意義に過ごしていきたいと思いました。

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※表彰の様子(写真は卒業研究報告会撮影担当の学生委員による)



【教育学部 教育学科】