2025年03月06日 (木)

授業紹介「臨床栄養学実習①」

2年生の秋セメスターになると、傷病者への栄養管理に関する知識を学ぶ「臨床栄養学」という座学の授業と、その知識を病院などの臨床の場で活用できるようになるために学ぶ「臨床栄養学実習」の授業が始まります。

「臨床栄養学実習①」では、基礎的な疾患や病態をテーマにした授業が行われます。例えば、噛む力や消化能力が低下している方に対するお食事を考え、実際に調理をすることで、対象者に適した食品や調理法、実際の軟らかさについて学びます。

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【軟食の調理実習(煮びたし)(スープ煮)】


また、高血圧症や糖尿病といった疾患について、座学の復習をしながら栄養食事療法を学び、グループや個人で献立を作成したり実習室にあるベッドを使用して栄養指導の模擬実習を行います。

模擬実習は、事前にグループで栄養指導の原稿を話し言葉で作成して臨みますが、患者役の先生からの質問にも答えなければいけないので、食品や料理の知識も必要になります。また、患者さんの気持ちに配慮した話し方や表情、人と関わる上でのマナーなど様々なことが要求されるため、管理栄養士役の学生やその様子を見学する学生にも多くの学びを得る機会となります。

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【ベッドサイドでの栄養指導の模擬実習】
この授業を通じて、臨床現場の管理栄養士に求められている知識や技術を養っていきます。



【家政学部 管理栄養学科】