2025年02月12日 (水)

授業紹介「建学の精神実践講座①」鎌倉史跡めぐり  

皆さんこんにちは。教育学科1年のうらこです。

今回は「建学の精神実践講座①」の授業で行われる「鎌倉史跡めぐり」についてご紹介します。教育学科の鎌倉史跡めぐりは、他学科とは少し異なり、鎌倉の地理と歴史にまつわる史跡を巡るロゲイニングゲーム(地図やコンパスを使って、定められたエリア内に多数設置されたチェックポイントをできるだけ多く制限時間内にまわり、得られた点数を競う野外スポーツ)になっているのが特徴です。

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*鎌倉史跡めぐりの様子

授業当日は、本学の二階堂学舎(鎌倉市二階堂)に集合します。班ごとに分かれ、チェックポイントが書かれた地図と、チェックポイントのヒントが書かれたカードを受け取り、鎌倉史跡めぐりがスタートします。チェックポイントが書かれた地図と聞くと何だか簡単に聞こえますが、この地図は普通の地図とは違い、地形とチェックポイントの大まかな場所しか情報がありません。そのため、どの班もすぐには出発できずに、ヒントカードと地図を照らし合わせてチェックポイントの位置を特定し、効率よくチェックポイントを回るための経路を考えるところから始めます。班ごとに経路が決まったら、チェックポイントを目指してどんどん進んでいきます。チェックポイントは鎌倉市内の広範囲に渡るため、体力も大いに消費します。多くの学生にとってチェックポイント(私たちの班では14か所)は初めて訪れる場所が多く、1日をとおして鎌倉の新しい一面に出会うことができます。

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また、教育学科では例年1月に鎌倉史跡めぐり報告会を実施しています。当日の様子と各班が巡った経路から浮かび上がる歴史的人物について、スライドを使ってチームプレゼンテーションを行います。この授業では、単に鎌倉の歴史的な場所を巡るわけではありません。チェックポイントの場所を調べていくと、ある歴史的人物に辿り着くように仕組まれています。当日、私はなぜこのような場所に行くのだろうかと、疑問を持ったまま経路を進んでいました。しかし、報告会のために改めて自分が訪れた場所について調べてみると、「ここにはこのような歴史があったのか!」と新たな発見がありました。また、そこから歴史的人物も導くことができ、史跡めぐりが終わっているにもかかわらず、とてもわくわくしました。

以上、教育学科の鎌倉史跡めぐりについて紹介しました。鎌倉を自分の足で歩き、見て学び、班の仲間たちと協力して報告会を終えた後には、とても大きな達成感がありました。この経験から得た学びを、将来教員になった時に生かしていきたいと思います。




【教育学部 教育学科】