2025年02月12日 (水)

ゼミ紹介2月「生体機能調節学ゼミナール」

こんにちは!
私たち「生体機能調節学ゼミナール(影山晴秋教授)」は、ダイエットや健康をテーマに、生体機能について疑問に思ったことについて、実験を通して学んでいます。
これまでに、「3ヶ月間の運動が血圧や体力向上にどのような影響を与えるのか」「シナモンが健康な人の血糖値を下げる働きがあるのか」「食物繊維と血糖値の関係」など、さまざまな実験を行ってきました。

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6分間歩行テストによる体力測定】

私たち4年生は、2つのテーマを卒業研究としました。

1つ目は、実験を進める中で、特に食物繊維と血糖値の関係に興味を持ち、レジスタントスターチ(食物繊維の一種)をテーマに卒業研究をしました。炊き立てのご飯よりも、一度冷やしてから温めたご飯の方が、レジスタントスターチが増え、血糖値が上がりにくいことが多くの研究で明らかになっています。そこで、パンについても同じことがいえるのかを検証しました。市販の食パンを冷やしたり、再加熱後に冷やしたりすることで、レジスタントスターチが増えるのかどうかを調べました。

もう1つのテーマは「ベジタリアン向けのスポーツ栄養」です。ロイシンは必須アミノ酸の1つですが、その代謝産物であるHMBが筋肉を大きくするのに重要な役割をしていると考えられています。そこで、HMBサプリメントとソイプロテインを摂取しながら1か月間トレーニングを行ったときの効果を検証しました。これらの研究成果は、11月末日に開催された卒業研究発表会で発表しました。自分たちで実験し、結果を考察することで、より深く学ぶことができ、新しい発見もありました。

4年生全員で協力し、楽しくゼミ活動に取り組むことができました!

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【卒業研究発表会(レジスタントスターチ)】

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【卒業研究発表会(ベジタリアンのスポーツ栄養)】


4年ゼミ生)



【家政学部 管理栄養学科】