2025年01月22日 (水)

教員採用候補者選考試験 合格体験記(中学校国語)

皆さん、こんにちは。教育学科4年の「そーみー」です。

私は、この4月から中学校教員として働く予定です。教育学科の大船Diaryを見てくださっている方の中には、将来、教職を希望されている方が多くいらっしゃると思います。そこで、今回は自分の経験を基に、中学校教員採用候補者選考試験の合格体験記をお伝えします。

私が受験した自治体は神奈川県です。受験区分は中学校国語です。私は「かながわティーチャーズカレッジ」に通っていました。このプログラムは「教職を希望する学生が、現職教員や指導主事等による講座の受講や学校現場の体験を通して、教職に求められる使命感と責任感を持ち、多様な教育的ニーズに対応する実践力の向上を図るとともに、神奈川県の教育についての理解を深めることを目的とした、神奈川県教育委員会の事業」です。令和6年度は計14回の講義・演習や模擬授業等がありました。このプログラムを修了することで教員採用候補者選考試験の第1次試験が免除になりました。神奈川県内の公立学校の教職を希望される方は、このプログラムに参加することも選択肢の一つに加えると良いでしょう。

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次に、私の個人的な見解を基に第2次試験対策でおこなうとよい事柄・内容をお伝えします。第2次試験の対策は、ゼミナール、対策講座、ボランティア先の3つでおこないました。

まず、ゼミナールでは、3年次の冬から模擬授業を繰り返しおこないました。ゼミナールの先生からご助言を受けたり、仲間同士で授業を見合って意見交換したりする中で、授業技術を向上させることができたと感じています。ゼミナールでの模擬授業はもちろんですが、普段受けている授業の中で模擬授業を行う機会があれば、積極的に学ぶ姿勢を大切にすると良いと思います。

次に、対策講座です。鎌倉女子大学には教員や保育士等を目指す学生を支援する「教職センター」があり、採用試験の対策講座を開いています。私はその対策講座の機会を利用し、大学の先生方や神奈川県立総合教育センターの指導主事の先生方からご指導を頂きました。先生方は教職経験をお持ちで、一人ひとりに丁寧にご指導くださいました。そのため、自分の強みや直すべきところに気づくことができました。そして、普段の授業では関わる機会がない他学科の学生とも同じ志の下で話し合う機会がありました。このことで私の視野は広がり、教職に対する考えを深めることができました。面接や模擬授業に自信をもちたい方には、参加必須の講座です。

最後はボランティアです。私は中学校で2年間、介助員のボランティアをおこなってきました。ボランティア先の先生方は、とても親身に面接対策や模擬授業をご指導くださいました。そのご指導のおかげで、自分の足りない部分や癖を知ることができました。また、学校現場でのボランティアは、現在の教育現場や子どもの実態を知る機会となりました。ここでの経験は、大学の授業や対策講座で学んだことを、実感をもって自分自身の中へ深めていくことにつながります。

教員採用候補者選考試験の対策として学んできたことは、合格のために必要なことであるのはもちろん、教員として勤務する上で必要不可欠なものばかりです。ぜひ皆さんも、教育学科での学びを通して教員への第一歩を踏み出してください。



【教育学部 教育学科】