2024年10月29日 (火)

ゼミ紹介10月「食品学ゼミナール」

管理栄養学科の「食品学ゼミナール(武藤信吾講師)」では、主に食品の機能性や加工特性をテーマに活動しています。食品は様々な形に加工されて流通、利用されています。そして私たちの摂取した食品は栄養として、日々の健康を維持するために体内で利用されています。
特に私たちが関心を持っていることは、未利用資源の有効な活用方法や効果的で簡便な加工方法で栄養機能成分を摂取できる食品の開発です。
難しいテーマを扱っているように感じるかもしれませんが、研究対象の食品はアルバイト先の余剰食品であったり、学生の家の庭に生えているヤマモモの実だったりで、身近な食品から課題を見出しています。

保育施設に就職を希望していた先輩は、ゼミナールでの研究テーマとして乳や小麦アレルギーを持つ子供に配慮した、植物性ミルクや米粉を活用した「おやつ」の開発に取り組んでいました。また、私たちゼミ生は酒粕に含まれている栄養機能成分に注目して、手軽に摂取するための酒粕の加工法について研究しています。

私たちのゼミ活動では学生同士がアイデアを出し合い様々な食品の試作を行っています。美味しくできることもありますが、上手くいかないこともよくあります。とはいえ、普段の調理とは違って食品開発や食品機能性の視点で食品を考える良い機会となっています。

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写真1 試作計画の打ち合わせ

20241029酒粕入りとタピオカ粉入り餃子の比較②.JPG
写真2 酒粕入り餃子

20241029酒粕入りパンの試作③.jpg
写真3 酒粕入りパン

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写真4 鎌倉産シラスを用いた魚醤油スープのラーメン

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写真5 ラーメンの試食

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写真6 ヤマモモジャム入りクロワッサン

(4年ゼミ生)


【家政学部 管理栄養学科】