授業紹介「国語科教育法③(中学校・高校)」
皆さんこんにちは。教育学科4年のK澤です。
今回は「国語科教育法③(中学校・高校)」の授業で行われた模擬授業の様子を紹介します。模擬授業とは、簡単に言うと将来、教壇に立ったときを想定した授業シミュレーションのことです。学生は5人ずついくつかのグループに分かれて、高等学校の国語(50分)の模擬授業をグループごとにつくっていきます。
例えば、古典の授業では「徒然草」、「漢詩」を扱う中で、学生がグループで創意工夫を凝らします。導入にKahoot!やロイロノートなどのクイズ機能を使ったり、生徒役に復習の時間を取るように設定したりと、ICTの活用を意識しています。また、意見を可視化するために模造紙を用いたりするなど、生徒主体の授業になるような工夫も忘れずに考えています。
*授業者(先生役の学生)が生徒役(学生)に解説している様子
*生徒役(学生)がロイロノートで回答している様子
この授業で初めてKahoot!を使用したという学生も多く見られました。利点として、自分自身でニックネームがつけられる点、スコアが分かりやすく表彰がある点から、模擬授業に取り入れるグループが増えてきました。
グループワークでは活発な意見交換が行われ、模擬授業への積極的な参加の姿勢が見られます。
例えば、教材「徒然草」について模造紙を用いたグループワークでは、なぜ石清水八幡宮まで行かなかったのかについて話し合い、シールを貼って他グループと意見を比較しました。学生の間では「このような意見は考えつかなかった」「おもしろい」などの意見が出ていました。
*比較のためのシールを模造紙に貼る様子
授業後の振り返りでは、学生から改善点・よい点が挙げられ、担当教員からも一人ひとりに評価シートが渡されます。また、次の週にポータルサイトの中の「アンケート機能」を使って、担当教員から学生のコメントの一部について解説があります。
教育実習を控えた学生も多く、模擬授業で学んだことを自分自身の実習に生かそうと、みな真剣な様子で授業に取り組んでいました。
【教育学部 教育学科】