2024年06月13日 (木)
授業紹介「解剖学実習」
2年生春セメスターの解剖学実習の様子です。
解剖学実習では、正常な人体の構造や機能について学び理解を深めます。
今回は心臓などの循環器系と、胃や腸などの消化器系の一部について、模型を見たり各自調べたりしながら各臓器の名称や構造を確認し、プリントにカラーリング(彩色)を行いました。
カラーリングとは、臓器や血管について機能や走行(動き・流れ)を理解しながら、色を塗り完成させることです。1項目(1臓器)のカラーリングに用いる色数は15以上のものが多く、実習を積み重ねて人体全体の詳細なイメージを作り上げることを目指します。人体の名称は細部まで学習すると非常に多くの正確な知識を必要としますが、実習では講義で扱った重要度の高い知識だけでなく、できるだけ将来に必要と思われる知識まで広げて学習していきます。
またセメスター後半には、光学顕微鏡を用いて人体組織の標本を観察しスケッチする組織学を行っています。
このように、解剖学実習では実習全体を通して解剖学と組織学を学び、栄養素の受け手となる人体についてマクロの視点・ミクロの視点の双方向から学習していきます。
[カラーリングに取り組んでいる様子]
[グループで心臓の模型を見ながら学習している様子]
[模型を見ながら知識を伝達している様子(上の写真の拡大)]
【家政学部 管理栄養学科】