2024年03月08日 (金)

鎌倉市図書館「ファンタスティック☆ライブラリー」に参加しました。

2月に鎌倉市中央図書館で開かれたイベント「ファンタスティック☆ライブラリー」で、「社会教育ゼミナール(梨本加菜教授)」の4年生が「おはなし会」を担当しました。

開催日は図書館の定休日にあたる月曜、つまり平日で、さらに雪が降って冷え込む一日となったためか、一般の来館者は少なめでした。その分、イベントに出展している読書活動や幼児教育を専門とするグループの方が見てくださり、おはなし会のはじまりの「手遊び」はフロアにいる全員で楽しく演じることができました。

「おはなし会」は二回、開きました。手遊びの後は大型絵本『てぶくろ』を読みました。雪景色の中でたくさんの動物が出てくる、色合いのあたたかい作品で、雪の日にぴったりの作品でした。

そして紙芝居『のばら』を演じました。戦争の中での悲しいお話ですが、美しい絵柄の作品です。

2024.3.7ファンタスティックライブラリー1モザイク.jpg

空き時間は「本」を専門とする団体のおはなし会を見に行き、子どもの年齢や季節、その日の天気や気分に合わせた絵本の選び方や読み方の工夫に圧倒されました。そこに、鎌倉にお住まいの絵本作家・長野ヒデ子先生がいらっしゃり、絵本に出てくる「せとうちたいこさん」にちなんで「ひれ」をひらひらさせて記念写真を撮りました。

2024.3.7ファンタスティックライブラリー2.jpeg

二回目のおはなし会は大型絵本の後、紙芝居『象牙の櫛』を読みました。ベトナム戦争を体験した作家による悲しく、しかし力強い作品です。小さな子どもがじっと見ている中で、丁寧に読みきることができました。拍手があがった後、長野ヒデ子先生から、作者に昨年、ベトナムで会い、次作の紙芝居の制作を応援している、という貴重なお話をいただきました。

鎌倉市図書館の司書さんには絵本の選び方や読み方にアドバイスをいただき、練習も見ていただいたので、学生は自信をもって臨むことができました。当日は大雪のアクシデントがありましたが、雪を題材とした絵本や紙芝居について考える、よい経験となりました。



【児童学部 児童学科】