2024年01月22日 (月)

ゼミ紹介「特別支援教育ゼミナール」

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こんにちは!教育学科3年の松ぼっくりです!
広報サポーター第2弾の記事では、私の所属するゼミナールを紹介します!

私が所属しているのは「特別支援教育ゼミナール(佐藤雅己准教授)」で、主に特別支援教育について学んでいます。その活動の一環として、1217()に神奈川県庁で行われた「共生社会実践セミナー」に参加しました。そこでプレゼンや交流会を行いましたので、ご紹介したいと思います。

佐藤ゼミでは、障害がある方への理解や支援が広まるように、人形劇の上演や絵本の制作などを通じて多くの方々に呼びかける活動を行っています。この活動は、神奈川県共生推進本部室との連携の下で行われており、その関係で活動の成果を神奈川県庁にて発表させていただく貴重な経験をすることができました。津久井やまゆり園で起きた事件をきっかけに神奈川県が定めた「ともに生きる社会かながわ憲章」を広めるために、いろいろな大学が活動を行い、互いにその成果や課題を発表し合いました。

私たちは教育学部の強みを活かし、「みんな違ってみんないい」というテーマを、人形劇や絵本で様々な人に分かりやすく伝える活動を行いました。他大学では、理工学部の方は障害者の方々を支える装置作り、福祉系の大学の方は障害がある方々との親しい関係づくりなど、それぞれの学生が自分たちのオリジナリティをもって、憲章の理念を広めようとしていました。神奈川県庁という立派な場所で発表するのは本当に心臓が飛び出そうでしたが、自分の中での貴重な体験となり、また大学を飛び出して、様々な方の考えや活動に触れることができ、とても新鮮な学びを得ることができました!

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後半は、車いすインフルエンサーの中嶋涼子さんの基調講演と、ワークショップでした。
いきなりですが、みなさん「バリアフリー」というと何が思いつくでしょう?

多くの人は、段差をなくしたりスロープを作ったりなど、環境を整えることをイメージすると思います。私もそうでした。ですが、この講演を聞いて「心のバリアフリー」がより大事であると気付かされました。

心のバリアフリーとは、健常者と障害者というように分けて考えたり接したりしない、ということです。車いすインフルエンサーの方は、日本と外国ではこれがとても違うとおっしゃっていました。私たち自身も無意識の偏見は少なからずあると自覚することができ、それを減らして「心のバリアフリー」をもっと広げていくことが大切なのだと学びました!

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※神奈川県主催「共生社会実践セミナー」のリンクはこちら(神奈川県ホームページ)

https://www.pref.kanagawa.jp/docs/m8u/kyousei-forum.html

今回、ゼミの活動の中の一部分をご紹介しました。特別支援教育とは、ゴールは無く、どこまでも考え続ける必要のある分野です。同時に、どんどん自分の視野を広げられる、とても面白く意義のある学びだと声を大にして言いたいです。

興味を持った方はぜひのぞいてみてくださいね!!!

【教育学部 教育学科】