2024年01月18日 (木)

学びの風景「保育内容演習環境」~実践からの気付き~ 

初等教育学科1年次開講の「保育内容演習環境」(関川満美講師 担当)の授業風景を紹介します。「保育内容演習環境」では、保育の5領域のひとつである「環境」について、その内容に対し理解を深めるとともに、それらの内容をどのように保育活動に取り入れていくことが望ましいのか、グループワークや演習を通して学修しています。

この日は和紙と、絵の具を溶かした色水を使い「染め紙づくり」を行いました。適度な大きさに切った和紙を数回折り畳み色水につけた時、どのように染まるのか、その色味や模様を楽しみます。今回は厚さや手触りの異なる3種類の和紙を用意し、それぞれ染めていきました。色が染みこみ、いざ紙を開こうとすると、折り畳んだところがくっついてしまい開くことができなかったり、紙がボロボロになってしまったりと悪戦苦闘!使う教材によって、得られる経験や結果に違いが感じられ、教材選択の重要性を学ぶ機会となりました。また偶然に表れる模様の面白さも魅力であり「ハートの模様ができた」「太陽みたい」と折り方、染め方の違いに着目しながら、完成した作品を楽しむ姿も見られました。

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[机上の環境]

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[開く様子]

その後、実際に経験して得られた気付きをもとに、保育の指導計画案を作成しました。「紙に名前を書いておかないと、どれが誰のものか分からなくなってしまう」ことや「色水が垂れてしまうことを想定した環境構成」等、実践前にはなかなか想像できなかった活動の詳細が明確になり、留意点や援助の方法をしっかりとイメージして指導計画案に反映させていくことができました。

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[完成作品]



【短期大学部 初等教育学科】