2024年01月11日 (木)

授業紹介(食品衛生学実験)

2年生秋セメスターで行われる「食品衛生学実験」の様子をご紹介します。

この授業では、2年生春セメスターの「食品衛生学」の講義で学んだ内容について、実験を通して理解を深めていきます。患者様や利用者様に安全な食品を提供することは、管理栄養士・栄養士にとって最も重要です。食品衛生学と食品衛生学実験を通して、食品の安全についての知識をしっかり身に付けます。

内容としては、食品中の細菌やカビといった微生物の検査、食品添加物やアレルギー物質の検査、食品の品質評価を行い、食品の安全性を評価していきます。

今回は、牛乳や乳製品の品質に関する実験を行いました。
牛乳や乳製品は「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(乳等省令)」によって、牛乳や乳製品の成分や衛生的な基準が決められており、この基準が満たされなければ違反となります。
実験では、①市販の牛乳、②加水して薄めた牛乳、③鮮度劣化させた牛乳の3種類を用意し、牛乳の比重や鮮度試験を通して、品質評価をしました。

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[比重計を使って、牛乳の比重を測定しています。]

2024.1.11食品衛生学実験2トリミング.jpg
[牛乳の鮮度を調べています。凝集が見られると、劣化していることになります。]

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[一番左側に凝集が見られ、劣化している牛乳と判定できました。]


このように、「食品衛生学実験」では市販食品を対象として、実際にその安全性を評価することで、「食の現場のどこで・何を・どのように調べればよいのか」を実践できる応用力を身に付けていきます。


【家政学部 管理栄養学科】