2023年12月08日 (金)

授業紹介(臨床栄養学実習③)

管理栄養学科3年生秋セメスターの「臨床栄養学実習③」の様子をご紹介します。

臨床栄養学実習③では、将来病院で管理栄養士として働く際に必要となる栄養管理手法を学んでいます。3年生の秋セメスターなので、学生たちは既に臨床栄養学の知識を概ね理解できているレベルに到達しています。その知識を実践に活かすべく、各種疾患に対応した献立作成や調理実習を行います。

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[学生たちが調理実習を行う様子]


献立作成では、各種疾患の食事療法に準じた栄養素量の調整だけでなく、実際に病院給食として使用できる献立内容、患者自身が自宅で調理可能な献立内容であることが求められます。それらを可能な限り満たすべく、学生たちは各班で話し合い、試行錯誤を重ねて献立を作成します。

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[自分たちが考えた献立コンセプトについてプレゼンテーションをしている様子]


学生たちは、自ら考案した献立をもとに調理実習を行います。出来上がった料理の見た目、分量、バランス、および味付けなどを自ら確認し、良かった点や、改善すべき点などを話し合います。

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[自ら作成した献立をもとに調理した食事を試食する様子]


学生たちは、専門的な知識をベースとしつつも、自らの感性で献立を作成しています。治療で必要となる食事療法であっても、自分たちが食べたいものなどを取り入れられるように工夫している様子が微笑ましいです。若いエネルギーって、良いですね。管理栄養士として巣立ってからも、その気持ちをいつまでも忘れずにいてほしいものです。

このような学修を通じて、より良い管理栄養士の素養を身につけてもらえることを願っています。



【家政学部 管理栄養学科】