元パラリンピック選手の千葉祗暉氏をお招きして、ご講話をいただきました。
7月5日(水)に、「子どもの健康・保健・安全ゼミナール(松尾瑞穂講師)」・「特別なニーズのある子の発達支援・家族支援ゼミナール(小林保子教授)」「子ども発達支援ムーブメント教育・療法ゼミナール(飯村敦子教授)」が合同で、元パラリンピック選手の千葉祗暉氏をお招きし、ご講話をいただきました。
突然の怪我による車いす生活の経緯や、車いす陸上競技の様子、日本や海外における共生社会の視点からみた実態など、多岐にわたりお話をいただき、講話後には、学生から積極的な質問がありました。
以下、講話後に学生から寄せられたメッセージの一部です。
・障害の有無に関わらず、大人は子どもの見本となるように常に助け合う精神でいたいと思いました。
・ケガによる感覚麻痺のために暖房便座で低温やけどを負ったお話が心に残りました。利便性の感じ方は使う人により大きく異なることを学びました。
・障害のある子どもたちが自分の力で生きていけるような環境を作っていきたいです。
・二次的な障害は社会が変わることで無くす、改善することができると思います。声をかけることは大人になっても勇気がいることですが、そんなことを1ミリも感じず当たり前にやっていた幼い頃の自分のようにもう一度やってみたいです。
・障害のある方との関わり方を今まで考えすぎてしまうことがあったのですが、それだと両者が遠慮しがちで気まずくなってしまうので、関わり方もいつも通りでいることの大切さに気付くことができました。
・海外では、障害者のことを「社会的弱者」とみなさなかったり、「バリアフリー」という言葉がすでに死語になっていたりと、障害者が過ごしやすい環境が整っていると分かりました。そんな環境だからこそ、支援や援助をすることが特別なことであると捉えられないのかなと思いました。
・私は特別支援教諭を目指しているので、障害のある子どもたちと接する際には、人の目をみながらサポートするのではなく、自然とフラットな気持ちで行うようにしたいと今回の講話を通して、より一層実感しました。
【児童学部 児童学科】