2023年07月26日 (水)

授業紹介(栄養教育論実習)

3年次の栄養教育論実習では、ライフステージ別の集団栄養教育のロールプレイング(役割演技)を行います。
まず8つのライフステージ(妊娠期、乳児期、幼児期、学童期、思春期、青年期、壮年期、高齢期)から学生は興味のある分野に分かれてグループで実習します。

担当するライフステージの問題点を統計データなどから抽出し、それを解決するための根拠を論文や文献などから探します。その後、集団栄養教育のテーマと内容を考えます。そしてテーマに効果的な教材(ポスター、リーフレット、紙芝居、スライド等)を作成し、リハーサルを行って発表本番に備えます。

さあ、この日はロールプレイング発表の本番当日です。
こちら思春期の班は、やせ志向の女子高校生を想定対象に、312弁当箱法という栄養バランスと適量のエネルギー量を実践できる教材を使っています。

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[312弁当箱法は、主食3、主菜1、副菜2の割合で弁当に詰めます]

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[312弁当箱法の中身をお皿に移すと1食分がしっかりあります]


次は壮年期の班で、50代男性社会人を想定した減塩教室です。中食や外食でラーメンを食べたときの食塩量をわかりやすく示しています。

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[中食(惣菜・弁当等)でおいしく減塩するコツ]

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[ラーメンの汁を飲んだ時の食塩量(g)]

学生たちは、いきいきとロールプレイング発表を行いました。
集団栄養教育は、臨地・校外実習や就職後も必要とされる、管理栄養士の大事なスキルのひとつです。



【家政学部 管理栄養学科】