2023年07月21日 (金)

授業紹介「食品学実験・実習」

2年生春セメスターの食品学実験・実習は、食品学で学習する内容を実験・実習で体得する授業になります。15回の実習では、小麦の特性として、小麦に含まれるたんぱく質であるグルテンを取り出し、その性質を実験で確認したり、食品の褐変反応に関する実習では、試験管での実験を通して、アミノカルボニル褐変反応やカラメル化反応がおこる条件を確認したりしています。

今回、動物由来の色素たんぱく質であるミオグロビンの加熱による変色に関する実習の一環として、ソーセージ作りを体験しました。

授業紹介 7月 図1上 家政保健・岩田.jpg

初めて取り扱う羊腸の取り扱いに悪戦苦闘しながらも、何とか、ソーセージを形作ることができました。出来上がったソーセージを試食しましたが、手作りソーセージだけあって、味は格別のようでした。

授業紹介 7月 図2下 家政保健・岩田.jpg

ただし、実習後には実験レポートの提出が待っています。毎回のレポート作成には丸2日ぐらいかかっているようです。「レポートさえなければ・・。」という声もよく聞きますが、実験した内容を文章でまとめ、考察として、文献を調べて、実験内容を科学的に説明づけることで、実習の内容が、より深く理解できるようになります。



【家政学部 家政保健学科】