2023年07月04日 (火)

ゼミ紹介7月「栄養アセスメント学ゼミナール」

「栄養アセスメント学ゼミナール(山田康輔准教授)」では、ヒトの栄養状態を科学的に評価する方法(栄養アセスメント)について研究しています。高齢者の低栄養、傷病者の栄養障害、災害時の長期避難者の栄養問題など、様々な場面で栄養状態を適切に評価しなければなりません。ゼミで扱うテーマも様々ですが、最近は実際の患者さんにご協力をいただきながら、栄養アセスメントの研究を行っています。栄養アセスメントは、傷病者だけでなく、スポーツ栄養などでも応用できる技術です。

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[ゼミ生が上腕測定による筋肉量評価を練習する様子]


ゼミでは学生達が持ち寄った文献を読み合わせ、そこから「今、世の中で必要とされている」研究テーマを見つけて卒業研究を実施しています。明日役立つ研究を行うこと、これがゼミのモットーです。これまで、上腕測定による筋肉量評価やCT画像を用いた栄養評価などを研究してきました。

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[ゼミ生が研究データのディスカッションをしている様子]

実際、良い研究結果が得られた際には、学生や卒業生が学会などで毎年発表をしております。

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[2022年にゼミ生が学会で研究成果を発表している様子]

研究もそうですが、管理栄養士は多職種と連携して働くための協調性や人をまとめる能力が求められます。それらの能力を養うために、ゼミでは学生達が協力し合ってみどり祭のゼミ展の企画や、他ゼミとのバドミントン大会など、研究以外の楽しい活動も実施しています。これらの活動により、学術的なゼミ活動とのメリハリが生まれ、より良い研究が行えている様子です。



【家政学部 管理栄養学科】