2023年06月07日 (水)

授業紹介(食品学実験)

食品学実験は2年次の春セメスターに行われます。この食品学実験では、座学で得た知識を実践し、実験を通じて食品加工法に裏付けられる化学反応などの原理を修得することを目的としています。さらに、原材料から食品への適切な加工技術についても、一人ひとりが身につけてもらいたいと考えています。

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[色の違う中華麺]

異なるカンスイを用いて中華麺を作りました。
カンスイとは、中華麺のこしを増すために加えるアルカリ性の塩類です。カンスイを使うことにより中華麺は発色し、その色合いを色差解析という方法で評価しました。


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[みんなで作った豆腐]

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[おからで作ったパウンドケーキ]

生の大豆から豆腐を作りました。
豆腐の凝固剤には何種類かありますが、今回は一般的なにがり(塩化マグネシウム)を使いました。豆腐の副産物であるおからを使って、パウンドケーキを作りました。


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[原子吸光分光光度計]

さらに、原子吸光計という機器を使用して、通常の食塩と減塩塩に含まれているナトリウム量を測定しました。

食品学実験では、多くの学生は初めて食品を加工する経験をしますが、試行錯誤しながら挑戦しています。作った食品は記録と観察の後、みんなで美味しくいただきます。


【家政学部 管理栄養学科】