2023年05月19日 (金)
授業紹介(生化学実験①)
この授業では、ヒトの体の中ではたらく様々な分子の性質についての理解を深めるために実験を行います。
今回は最初の授業ということで、1年生で習った化学の復習を兼ねて中和滴定を行い、市販されているお酢の中に含まれる酢酸の濃度を測定しました。まずは、班員全員で実習書を参考に実験の手順の打ち合わせと実験操作を確認します。
確認ができたら、実験開始です。
〔実験の手順を確認している様子〕
中和滴定で用いる試薬は各自で調製します。
班員同士で協力し合いながら、メスフラスコを使って正確な濃度の溶液を準備します。
〔中和滴定の重要な試薬を調製中〕
試薬の準備が整ったら、中和滴定開始です。
ビュレット台にサンプルを乗せて滴定を始めます。
〔中和滴定の準備が完了〕
滴定を始めてしばらくすると . . .
薄っすらとピンク色に染まってきました!
でも、フラスコを振って混ぜると液は透明に戻ってしまい中和は終わっていないようです。
滴定を続けます。
〔滴定中〕
初めての滴定にしては上手くいったかな?
でも、ちょっとだけ滴下量が多く溶液が赤く染まってしまいました。
〔中和が行き過ぎてしまいもう一度チャレンジです〕
今度は上手くいきました!
きれいなピンク色で滴定を終えています。
みんなの滴定の腕がどんどん上達していきます。
〔中和が成功しました〕
実験が終わったらみんなで片付けをします。
実験の廃液は専用のタンクに回収です。
〔実験のあと片付けの様子〕
実験結果から、市販されているお酢について理解を深めることができました。
今後は、糖質やタンパク質、脂質に関する実験を行い、ヒトの食と健康について学んでいきます。
興味のある人は、本学で一緒に勉強してみませんか。
【家政学部 管理栄養学科】