神奈川県青少年センター主催「中高生サイエンスキャリアプログラム」を本学にて開催しました（7/3）
7月3日（日）に、神奈川県青少年センター主催「中高生サイエンスキャリアプログラム」（担当：管理栄養学科 伊藤太二、山田貴富）を本学にて開催いたしました。
本学家政学部管理栄養学科の栄養医科学ゼミナール（伊藤太二 教授ゼミナール）の学生が、「ウナギが緑色に光る！ ～緑色蛍光タンパク質UnaG（ユーナジー）を分析してみよう！～」と題して、タンパク質分析装置等を用いた科学実験体験を実施しました。
ゼミ生の皆さんは、3年生から栄養医科学ゼミナールに所属し、「生活習慣病に関わる核酸やタンパク質の機能解析とこれらを応用した新たな診断法と効果的な食事療法の開発」をテーマに研究を行っています。今年度のサイエンスキャリアプログラムでは、ゼミの中心的な題材であるビタミンやタンパク質の中でも蛍光特性をもつ物質について、栄養学の視点からその構造と代謝との関係をご説明し、高校生の皆さまに広く知っていただきたいと考え、科学実験体験を企画しました。そのためゼミ生は、身のまわりの様々な食材に含まれる蛍光物質について、それらの分析に最適な条件を試行錯誤しつつ決定してきました。
【第１部 様々な食材の蛍光観察のようす】
【第１部 ビタミンB2の蛍光観察のようす】
【第２部 ウナギ筋肉由来の緑色蛍光タンパク質UnaGのポリアクリルアミドゲル電気泳動（PAGE）実験のようす】
この度開催したサイエンスキャリアプログラムでは、本学の科学研究に用いる先端機器も活用して身のまわりの様々な食材の蛍光特性を分析しました。第1部としてビタミンB2および誘導体の蛍光特性を調べる実験を行い、第2部とし
てウナギの筋肉に含まれる緑色蛍光タンパク質UnaGをウナギから抽出しポリアクリルアミドゲル電気泳動法（PAGE）によって分析する実験を行いました。
当日参加いただいた高校生の皆さまには、実験で新しい発見をする驚きと楽しさを微力ながらもお伝えすることができました。ゼミ生にとっても、皆さまにご説明できる貴重な経験となりました。お越しいただいた皆さま、関係各位に深く感謝いたします。
中高生サイエンスキャリアプログラムの詳細は、神奈川県のホームページをご覧ください。