2017年07月24日 (月)

かながわ発・中高生のためのサイエンスフェアに出展しました


2017715日(土)に、そごう横浜9階 新都市ホールにて開催されました、平成29年度 かながわ発・中高生のためのサイエンスフェアにて、家政学部管理栄養学科の栄養医科学ゼミナール(伊藤太二 准教授ゼミナール)の3年生が、「様々な食材から遺伝子(DNA)を取り出し、分析してみよう」と題して、実演・体験ブースに出展しました!


ゼミ生の皆さんは、3年生から栄養医科学ゼミナールに所属し、「低分子RNAを用いた生活習慣病の新たな診断法と効果的な食事療法の開発」をテーマに研究を行っています。この度のサイエンスフェアでは、ゼミの中心的な題材である遺伝子(DNA)について、栄養学の視点からDNA、プリン体、尿酸の関係をご説明し、中高生の皆さまに広く知っていただきたいと考え、実演・体験ブースを企画しました。そのため、試行錯誤を重ねて様々な食材からのDNA抽出と分析に最適な条件を検討し、発表にあたっては、わかりやすいポスターをゼミ生で議論して作成しました。


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【ご来場いただいた皆さまDNA抽出実験をご体験いただきました】

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【栄養医科学ゼミナール3年生の皆さん

生物は細胞でできており、細胞の中には遺伝子(DNA)が含まれています。この遺伝子(DNA)は、遺伝情報を保存し、次世代の細胞に正確に伝達するとともに、その遺伝情報を発現して、タンパク質の生合成に関与します。この度出展した本学のブースでは、様々な食材から、ご家庭でも準備できる材料・器具を使って、遺伝子(DNA)を簡単に抽出する実験を行いました。これとあわせて、抽出したDNAをアガロースゲル電気泳動法によって分離し、蛍光色素で可視化する実験も行いました。そして、プリン体から尿酸への代謝過程との関わりについてもポスターでご紹介しました。

当日は、非常に多くの方々にお越しいただきました。中高生の皆さまを中心にお越しいただきましたが、幼児の方から高齢者の方まで幅広くゼミ生からご説明することができました。中学校や高等学校の教員の方々にも多数お越しいただき、プロトコールについてご質問もいただきました。ゼミ生にとっても、皆さまにご説明できる貴重な経験となりました。そして、本学の家政学部管理栄養学科を皆さまに知っていただく良い機会にもなりました。お越しいただいた皆さまを初め、関係各位に深く感謝いたします。

サイエンスフェアの詳細に関しては、神奈川県のホームページをご覧ください。