2024年06月27日 (木)

授業紹介「臨床栄養学実習②」

臨床栄養学の授業では、病気やケガの人への栄養管理について、講義形式で学びます。そして、この講義で学んだ知識を病院などの医療の現場で実際に活用できるようになるため体験しながら学ぶのが、「臨床栄養学実習」という授業です。具体的には、患者さんの病態に最適な食事を提供するための献立作成や調理実習をしたり、患者さんの病態や検査データから栄養状態の評価・判定をしたりします。そして、患者さんの気持ちに配慮した栄養食事指導の計画・実施なども行います。
そのため、健康な人の身体の機能や病気、食べ物の知識も必要となります。授業では国家試験を意識した講義で復習をしながら実習を行うため、より記憶に残ります。   

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[腎臓病の食事の調理実習の風景]        

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[使用した治療用特殊食品など]

腎臓病の食事ではエネルギー量を確保しつつ、たんぱく質量を控える工夫をした料理を作成しています。料理には、特殊な食品を使用しています。料理の見た目は同じでも私たち学生が日常食べるものとは栄養成分が異なります。

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[栄養状態を検討している風景]

この「臨床栄養学実習②」の授業は、3年生春セメスターで行われます。夏休み以降から始まる病院での臨地実習(学外実習)に備えて、この授業内容を理解して実践できるようになっていなければなりません。そのため、今は気合を入れて取り組んでいます。



【家政学部 管理栄養学科】