2014年09月30日 (火)

第3回お弁当甲子園表彰式を本学で挙行しました。

 9月27日(土)、本学カンティーン(学生食堂)に於いて、第3回お弁当甲子園[主催:高校生新聞社 協賛:鎌倉女子大学・丸大食品株式会社 後援:全国高等学校長協会・全国高等学校国語教育研究連合会・全国高等学校PTA 審査委員長:黛まどか(俳人) 審査員:高橋ひとみ(本学准教授)・山口真由(本学専任講師)]の表彰式を挙行いたしました。

表彰式は、全国から応募のあった1618作品から選ばれた最優秀賞、優秀賞、入選の計8名の内、5名が出席し行われました。
最優秀賞は、宮城県気仙沼高等学校1年の横田万弥さん。
友人のお母さんが万弥さんに毎日作ってくれる弁当に込めた17文字のメッセージは、

一人じゃない 支えてくれる あたたかさ

【黛まどか審査員長講評】
横田万弥さんは震災で親御さんを亡くされました。しかし万弥さんにはお母さんのようにお弁当をつくってくださる友だちのお母さんがいます。「あたたかさ」には、お弁当のあたたかさと共に人と人のつながりのあたたかさが伝わってきます。お弁当は何も語りませんが、その温もりから日々「一人ではない」ことを実感し励まされているのです。お弁当を食べる度に噛みしめる周囲の人々の深い思い。友人のお母さんに、万感の思いを込めた十七音のメッセージを贈る万弥さんです。

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[受賞者記念写真]

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[懇親会]

本学審査員からも総評として「お弁当が調理の枠を超え、様々な形でコミュニケーションツールとしての役割を果たしていることを再確認し、高校生の感性に感心させられた」とコメントを添え、閉会されました。
本学は今後も豊かな感性と、よりよい食生活に興味を持つ高校生を応援してまいります。