家政学部 管理栄養学科

管理栄養士、栄養士、栄養教諭を目指す場合

管理栄養士の基礎となる科学的な素養を身に付けます。理系科目の苦手な学生には、基礎学力を補う「リメディアル教育」を実施。弱点を補強します。

4年間の履修例

1年次春セメスター(第1セメスター)

 
1     教職概論(同和教育を含む) 基礎調理学実習 基礎栄養学実験
2 調理学 栄養管理のための献立理論と演習 スタートアップセミナー
3 建学の精神 家政学 健康・スポーツ科学   情報リテラシー
4   化学の基礎   基礎栄養学(1) 生物学の基礎
5       英語(1)  
6          

管理栄養士に必要な基礎的な技術、知識を習得します。さらに、実験や実習を通して、講義での学びを検証、確認し、知識を定着。応用力を養います。

4年間の履修例

2年次秋セメスター(第4セメスター)

 
1 栄養教育論(1) 給食経営管理論実習 社会・環境と健康(2) 生化学実験(2)  
2   公衆栄養学(1) 建学の精神 実践講座(2)
3   臨床栄養学(1) 給食経営管理論(2)   生理学実習
4 臨床栄養学実習(1)   病理学(2) 食品衛生学実験
5   道徳教育の理論と方法 応用栄養学(2)
6 カリキュラム論III        

専門性の高い科目が増え、ゼミナールにも所属。病院、学校、保健所、保健センター、企業などでの臨地実習を通して、実践力と職業意識を高めていきます。

4年間の履修例

3年次秋セメスター(第6セメスター)

 
1 臨床栄養学実習(3)   ゼミナール   健康栄養カウンセリング演習
2 英語コミュニケーション(1)      
3 現代の政治 公衆栄養学実習 食品機能論  教育相談 建学の精神実践講座(2)
4 生徒指導   健康管理・環境論実習  
5 キャリアデザイン ドイツ語(2) 学校栄養指導論(2)  
6   日本人の心 教育実習(栄養)    

「卒業研究」として、ゼミナールでの成果を論文にまとめます。教育実習への参加や管理栄養士国家試験の対策講座である総合講座を受講、試験合格を目指します。

4年間の履修例

4年次春セメスター(第7セメスター)

 
1 総合講座
臨床栄養学
  ゼミナール    
2   総合講座
公衆栄養学
  総合講座
食べ物と健康(調理学)
総合講座
人体の構造(解剖生理学)
3 総合講座
社会・環境と健康
(栄養疫学)
管理栄養士特論演習(1) 教育方法・技術
(情報通信技術の活用を含む)
総合講座
基礎栄養学
総合講座
食べ物と健康(食品学)
4 総合講座
食べ物と健康
(食品衛生学)
  総合講座
人体の構造(生化学)
総合講座
給食経営管理論
総合講座
人体の構造
(病理学)
5   教育心理学      
6   医療福祉栄養活動論      

授業時間

時限 授業時間
1講時 8:40~10:10
2講時 10:20~11:50
3講時 12:40~14:10
4講時 14:20~15:50
5講時 16:00~17:30
6講時 17:40~19:10

学生の声

「人は食事でこんなに笑顔になれるのか」と心を動かされました


「病院の管理栄養士になる」と決めたのは、静岡の国立病院での実習で、言語聴覚士の方の嚥下(えんげ)訓練を見学した時です。患者さんが飲み込みの練習をしながらゼリー状の食事をうれしそうに食べ、実習生の私にまで「おいしいごはんをありがとう」と感謝する様子に「食事の力で、人はこんなに笑顔になれるんだ」と心を動かされたのです。その後、学会発表を経験したり、就職を見据えてさまざまな病院を調べたりするうちに「異動もしながらたくさんの現場を経験し、多くの意見を吸収したい」「学会などで自己研鑽する機会も必要」などと、働きたい場所のイメージが定まってきました。そして、病院実習を行った国立病院機構こそ自分の希望に合った場所なのでは?と思うようになったのです。それからは必死で情報を集めました。コロナ禍で病院見学が難しい時期でしたが、大学にも国立病院機構で働いた経験のある先生がいらしたので、話が聞けて本当に助かりました。私の夢は、患者さんにとっていちばん身近な管理栄養士になることです。その目標は、病院実習で出会った患者さんの笑顔とつながっています。

A・Sさん
管理栄養学科4年
内定先:内定先:独立行政法人国立病院機構(管理栄養士)