家政学部 家政保健学科

ホーム大学院・学部・学科家政学部 家政保健学科 / 主な授業・ゼミナール紹介

授業紹介

調理実習基礎

調理技術を身に付け、効率のよい料理作りを目指す

調理学の理論を実践し、料理作りを行います。調理実習には基礎と応用があり、基礎は日常生活に必要な調理技術を身に付けます。実習は主食、主菜、副菜、汁物、デザートを組み合わせ、グループで行っています。作業工程図を書き、デモンストレーションを見て進めますので、効率よく料理作りができるようになります。家庭科教諭、フードスペシャリストを目指す学生や、調理に興味を持つ学生たちが履修しています。

住居設計

実際の手順に沿って住居設計のプロセスを学ぶ

一級建築士資格を持つ教員が、実務経験で得た住居設計のノウハウや専門知識を生かして、個別指導を中心に授業を進めます。住居の企画構想から平面図・立面図の作図、模型制作、でき上がった作品のプレゼンテーションまで、建て主の要望を設計者が具現化する過程に沿って、学生各自のオリジナルな住居設計を体験します。インテリアプランナーの資格取得を目指すなら必修の科目です。

家政学

衣食住の専門教員によるオムニバス形式の講義

家政学史、衣生活、食生活、住生活の観点から、衣食住と人との交わり、人と人、人と地域社会との関わりなど、身近な問題を体系的に把握し、解決する方法を学びます。この授業は本学科の必修科目です。

被服学

被服の機能や構成を多角的な視点から学ぶ

私たちの生活の中で、重要な位置を占めている被服の機能や材料、管理、構成、着装について学びます。民族服などの世界の多様な服装を、気候や文化の面から考えるとともに、地球環境保護の観点から被服の廃棄方法も考えます。

養護活動実習

養護教諭としての役割と対応方法を習得する

養護教諭の職務の中で最も重要である健康診断についての企画・立案・実施の活動を行います。また、器具などの扱いを学び、正確に使用する技術を身に付ける演習を行います。座学から発展して、学校保健安全法に則り、実際の養護活動を展開していく授業です。身長計・視力計・オージオメーターなどを使用し、養護教諭役と児童役に分かれて実習を行ったり、保健室の掲示物や保健便りなどを実際に作成します。

生活とマネー(2)

生活設計のための金融知識を身につける

日常生活において必要となる知識のうち、リスク・マネジメント、不動産、相続等、各種のライフ・イベントと深くかかわるテーマについて学んでいます。これらの分野は、金融リテラシー、リーガル・リテラシー等を含み、複雑化する社会において自立した消費者となるために誰もが身に付けておくべき知識です。ファイナンシャル・プランナーの資格取得も意識し、有資格者による招請講義、保険教育などにも取り組んでいます。

インテリアデザイン

インテリアを計画し表現する力を養う

日々のくらし、身の回りを彩るインテリアについて、文化、歴史、人間工学、心理面など多角的な視点から基礎知識を学びます。授業は、実例や画像などを取り入れて、分かりやすく展開。実生活にも役立つプランニング力を養います。

健康相談活動

養護教諭としての役割と対応方法を身につける

「健康相談活動」は、3年の「養護実習」における学校現場での経験をもとにして、大学内の授業でロールプレイングを中心に、養護教諭としての対応方法を学ぶとともに、子ども役を経験することにより子どもの気持ちを理解します。養護教諭免許の取得に必要な科目の総まとめとなる科目であり、学校組織の一員としての養護教諭の役割も確認します。

カラーコーディネート

「色」を学問として学び色の心理学にも迫る

人の心理にも影響を及ぼす「色」の重要性を学びます。色彩学の基礎知識、衣食住における色彩計画への応用、表現力を養い、カラーコーディネーター2級合格をめざします。

臨床看護実習

地域の施設・病院実習で子どもの多様性を実感

学校と連携する地域の児童養護施設、子ども専門病院、重症心身障がい児(者)施設、総合病院などの機能と役割や、そこで働く職種の専門性を知り、子どもたちや家族との関わり方を学びます。

住居設備学

生活で大切なライフラインを中心に住居設備を学ぶ

住まいは目に見える空間や外観が中心となりがちですが、普段目にすることは無い水道・ガス・電気の配管・配線はライフラインと呼ばれるほど、人の生命に直結した重要な役割を担っています。そのライフラインと共に関連する住居設備の仕組みや成立ちを学びます。授業の内容は座学を基本とし、実習も行いながら実践的な知識も身につけることができます。

消費者調査法

消費者調査の意義と手法を具体的に学ぶ

消費者ニーズの的確な把握は経営戦略の重要な視点です。その手法を調査票の作成や調査、結果の集計と分析を通して実践的に学習します。最終的にはグループワークによる報告書の作成まで行います。

食育論

「食育」の必要性を知り実践に役立てる

幼児や小児に対する食育の目的や背景を理解し、自分の食生活をモデルに食育の必要性を考えます。また、食教育計画を立案して発表・相互評価を行い、実践力を高めます。

「コミュニケーション実践」ゼミナール 高橋 紀和子 准教授

集団の中でしなやかに生きていくための自分づくり

3、4年生合同で和やかに活動し、自分の課題に向き合いながら「話す/聴く」だけではないコミュニケーションを実践的に学びます。近況スピーチや相互インタビューなどのワークで自分の傾向を知り、人間関係を構築していきます。学園祭のプロジェクト学習では、役割分担を通して集団の中での自己を発見し、さまざまな人と生活や仕事をしていく力が鍛えられます。2年間じっくりと知り合いながら過ごす経験を味わってほしいです。

「保険法」ゼミナール 千々松 愛子 准教授

社会で起きるさまざまな出来事を法的視点で見つめ、解決策を探る

本ゼミナールでは、保険契約とその制定法である保険法を中心に研究を行っています。保険契約は私たちの経済生活に密接に関わっています。保険制度を通して、法律分野だけでなく、生活設計、企業活動など多くの隣接分野に触れ、学びを深めることができます。法律は、遠い存在ではなく、私たちの日常と共にあります。物事に対して多角的な視点を持ち、リーガル・マインドを身に付けましょう。

その他のゼミナール例

  • ・家族関係学
  • ・被服学
  • ・養護学研究
  • ・コミュニケーション実践
  • ・保険法

卒業研究テーマ例

  • ・コロナ禍における女子大学生の生活満足度
  • ・ICTを活用した中学校の調理実習の研究
  • ・『国立競技場』模型制作
  • ・古着のきものを利用したドレス制作
  • ・マスクの素材と感染症対策の有効性
  • ・フリーランスと社会保障