初等部だより

2025年06月25日 (水)

修学旅行~静岡・愛知・岐阜~【6年生】

6月11日から2泊3日の行程で、6年生は愛知・岐阜方面へ修学旅行に出かけました。

【1日目】
まず訪れたのは静岡県にある登呂遺跡です。雨天のため資料館での見学となりましたが、ガイドの方に、高床式倉庫の縮小モデルを案内してもらったり、弓矢体験をさせてもらったりしました。当時の建物を見学したり、道具を使った体験を通して、歴史や文化に触れることができました。

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次に訪れたのは愛知県にある愛知県陶磁美術館です。粘土を用いて、瀬戸焼の制作を行いました。予め図案を考えていましたが、実際に制作してみると、その難しさに頭を悩ませていました。しかし、作り終わった子どもたちの顔からは、達成感を味わっている様子がうかがえました。
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初等部の最高学年として、公共の場でのマナーや立ち居振る舞い、様々な方に感謝の気持ちをもちながら、よいスタートを切ることができました。

2日目】
午前中に最初に訪れたのは鵜飼ミュージアムです。鵜飼の伝統や匠の技術などを映像や展示で学びました。また、近くにある鵜匠の家々の街並みも散策しました。
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次に訪れたのは岐阜城です。長良川の向かい側にある金華山に、ロープウェイで登って岐阜城内を見学しました。天守閣から見える眼下に長良川の清流や濃尾の大平野を眺めました。
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午後は、美濃和紙の里会館と石川紙業へ移動して、紙漉きや起き上がりこぼし作りをしました。コウゾの皮やトロロアオイの根を用いて和紙が作られていることや、100kgのコウゾから4kgの和紙しか作れないことなどを知りました。
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ホテルに戻って夕食をいただいた後、長良川の鵜飼を観覧船に乗りながら見学しました。この日は川の水量が平常時よりも多かったため、「付け見せ」による観覧となりました。
鵜匠や鵜の一つひとつの動きや、篝火の熱気など、目の前で行われる鵜飼の迫力に、驚きと感動の声が上がっていました。長良川を遊覧しながら、1300年以上も続く、国の重要文化的景観に選定された景色を堪能することができました。
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2日目も、歴史や伝統文化などを守り続ける人の熱意に直接ふれあい、豊かな学びとなりました。

【3日目】
最終日は、愛知県犬山市にある、明治村での班別行動をしました。
事前学習で計画したコースを周りました。帝国ホテルをはじめとする、村内に保存されている、明治時代の貴重な施設や乗り物を巡ることで、日本の近代化に力を尽くした人々の精神を感じるだけでなく、伝統的なものを残す価値を学ぶこともできました。
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多くの方に支えられて、3日間で多くの伝統文化を体験することができました。そして、関わった全ての人に対して、「ありがとうございました。」と素直に感謝の気持ちを伝え、修学旅行を終えました。