幼稚部だより

2023年01月18日 (水)

年長組 書道教室が行われました♬

1月16日(月)に、年長組の書道体験が行われました。

書道の先生は、これまでもお願いしてきた道下先生です。

まず、先生から、『書初め』についてのお話がありました。

「1月2日に、願い事などを筆を使って書くことを『書初め』といいます。

書初めをすると、願い事が叶うということや、字が上手になるということが言われています。

今日は1月2日ではないけれど、字が上手に書けるようになったり、願い事が叶ったりするように、

みんなで、今日は『書初め』をしてみましょう!」

「今年はなに年か、知っていますか?」

「うさぎ年!」

「そうですね。では、今日はうさぎ年の『う』の字をみんなで書いてみましょうか。」

かきぞめ.jpg

始まる前に、書道で使う道具の説明がありました。

「これは、お筆です。馬のしっぽの毛で出来ているので、絵の具の筆より、柔らかいでしょ?」

子ども達は、早速、筆を動かしたり、触ったりして、筆の柔らかさを感じていました。

文鎮.jpg

「これは、硯といいます。墨を入れるものです。ここの深くなっているところを『うみ』といいます。

それでは、ここの高くなっている所は、なんていうかわかるかな?」

「りく!」

「そう、『りく』と言いますよ。よくわかりましたね。

筆にたっぷりついた墨をここで少し落として、ポタポタ垂れないようにしますよ!」

先生の説明を、興味を持って静かに聞いていますね・・・

硯説明.jpg

その後は、先生のところに集まって、筆の持ち方や字の書き方を教わりました。

ここでも、みんな、真剣な顔をしてお話を聞いています!

初めての書道に、興味津々な年長さんです♪

先生が、筆の使い方のお話をしながら、筆を横に寝かせて書いた『う』と、

ちゃんと筆を立てて書いた『う』を見せると、

子ども達は、その違いがすぐに分かり、筆を立てて持つ意味も、しっかり理解して、

自分も早く書いてみたいという気持ちが、より高まっていったようでした。

みどり書き方.jpg

いよいよ、『書初め』が始まりました!

わからないことや困ったことがあった時には、手を挙げると、すぐに先生が来てくださり、

教えてくださったり、手を添えて一緒に書いてくださったりしました♬

初めはちょっとドキドキして、なかなか書き出せなかった子ども達も、友達の様子を見たり、先生に教わったりして、

どんどん書けるようになっていきました!

一緒に.jpg

書き終わる頃には、

「この紙は、半紙と言います。書いたら、両手でそっと持って乾かしてくださいね!」

と、半紙の運び方も教えて頂きました。

先生「う」.jpg

1枚目が書けると、どの子も上手に両手で半紙を持って、乾燥棚のところまで持っていくことができました。

そして、2枚目になると、すっかり慣れた様子で、楽しそうに取り組んでいました♫

先生と書く.jpg

こうして、初めての書道体験が終わりました。

最後に先生からは、「小学校に行くと、字を教わったり、書いたりするけれど、みんなは今日書初めをしたので、

きっと上手に字が書けるようになると思います。小学校に行って字を書くときには、

今日のことを、思い出してくれると嬉しいなあと思います。」という言葉をいただきました。

準備だけでなく、片付けも自分たちでどんどん進めていたので、道下先生はとってもびっくりされ、

すごいなあと褒めてくださいました。さすが、年長さんです。今日は、貴重な体験ができて、本当に良かったですね♪

道下先生も、ありがとうございました!

書道おわり.jpg