2013年05月07日 (火)
[大船キャンパス]キャンパスの生き物の紹介(ハクセキレイ)
大船キャンパスを歩いていると、ほとんど毎日、細身で可憐な妖精のような鳥に出会うことができます。渡りをしない、一年中日本に暮らす留鳥の一種ハクセキレイです。たいてい1羽で見られますが、2,3羽で群れていることもあります。
白と黒の2色ですので、セグロセキレイとよく似ていますが、頬の色に注目してください。セグロセキレイの頬(眼下部)は真っ黒ですが、ハクセキレイは真っ白です。つまり、白い顔に黒くて細い線が眼を横切る模様(過眼線)があるのが特徴です。キャンパスで見るセキレイは、ほとんどがハクセキレイです。
東山の中よりは、下界(芝生地、アスファルトの上、建物の脇)でよく見られます。ときどきチュチュンチュチュンと鳴きながら、尾羽を忙しそうに上下に振り、軽やかに跳ね歩きます。落ちている虫や植物の実などをついばんで餌とします。ゆっくり近づけば、あまり人を怖がらずに餌さがしを続けてくれます。