2013年01月24日 (木)

[大船キャンパス]東山の生き物の紹介(アリグモ)

■アリのようなクモ

東山で植物の葉を観察していると、アリがすばやく歩き回っていました。
写真を撮ろうとカメラを近づけると、ピョンと跳ねて糸でぶら下がりました。
おやっと思い、よく見てみるとアリグモでした。
外見がアリのように細長く、体長は6~7mmほど。大顎を合わせると9mmほど。
一番前の脚を触覚のように浮かせて、3対の脚で歩く姿が、アリそっくりです。
本州・四国・九州、それ以南に分布するようです。
どうしてアリに似ているのでしょうか?生態学ではこのような他の分類群の
生き物に形態が似ている現象を擬態と呼びますが、
アリグモにとって、どのようなメリットがあるのか、とても興味深く思います。

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