寒さが底をつく1月下旬から2月にかけて、東山ビオトープの林床はフキノトウが顔を出し、いち早く春の到来をつげてくれます。フキノトウの正体はフキの花です。早春の山菜に数えられますが、天ぷらにして好まれるのは蕾(つぼみ)の状態のものです。食べるときに気にする人はあまりいませんが、じつはフキには雄花(写真)と雌花があります。 蕾の味は大差ありませんが、開花しかけたフキノトウは雌花の方が、苦味が少なく食べやすいと言われています。