2020年08月15日 (土)

鎌倉女子大学・同大学院・同短期大学部の学費に対する考え方について

学生並びに保証人の皆様へ

令和2年8月15日
学長 福井 一光

 本学は、新型コロナウイルス問題が発生して以来、4月、5月の感染状況への認識、政府の緊急事態宣言の発出、そして感染の第2波の襲来への予想から、やむを得ざる措置ではありましたが、5月11日から17日までの春セメスターのオリエンテーション、18日から7月31日までの開講科目の全てをオンラインの手法を用いて行ってまいりました。ただ、実験・演習・実技系の科目については、科目の性質上、8月3日から9月18日までの補講期間を設けて、感染対策を万端整え、学生の皆さんの学修を完成すべく、目下補完的に対面授業を実施しております。
 就学上並びに生活上、極めて困難な状況にあるにもかかわらず、これまでの学生の皆さんの努力とご協力、また保証人の皆様のご理解とご支援に心から感謝申し上げます。
 春セメスターの通常授業が終了し、これまでの遠隔授業の反省を踏まえ、秋セメスターは、遠隔授業の質をいっそう向上させると共に、補講期間中の対面授業の経験を参考に加えながら、本来の大学教育の趣旨に基づき、一定程度対面授業の形式を取り入れることを予定しております。
 こうした中で、学生及び保証人の皆様の中から学費に対するお問い合わせが寄せられておりますので、秋セメスターへの準備段階に入るに当たって、本学の学費全般についての考え方についてご説明させていただきます。
 本学の学費は、授業料・実験実習費・教育充実費・施設費から構成されています。授業料は、遠隔授業か対面授業かの形式や授業日数に応じて徴収するものではなく、修学を完成させるまでに行われる教育役務の提供に必要な費用としてご負担いただいているものです。実験実習費は、実験等に使用する長期にわたる高額な機器の購入費用や実験実習用の消耗品の購入費用等に充てられ、卒業までの費用総額を分割して納めていただいております。教育充実費は、健康管理、文化、教養、図書、スポーツ関連設備の充実等にかかる費用、また施設費は、施設利用費用と理解されがちですが、校舎の保守点検や修理・情報システムの充実等、施設設備の維持や質の向上に充てられ、卒業までの費用総額を分割して納めていただくものです。例えば、図書館や体育館は、個々の学生の利用頻度や使用規模にかかわらず、大学設置基準上付設しなければならない施設です。特に教育充実費と施設費は、実験実習を含む良質な授業を支える教育活動は元より、高度な研究成果を提供するために、キャンパス整備といった自然環境、優れた成果を産み出し、授業に反映する研究環境、また学内外の情報ネットワークを構築し、ICT(Information Communication Technology)環境を充実する費用に充当されるものです。
 是非、大学の学費が卒業・修了までに必要な一切の教育研究活動に係る総額費用を通年及び半期ごとに分割して納入していただいていることをご理解くださいますと共に、引き続きご支援とご協力のほどをお願い申し上げます。